6戦負けなしと好調な鹿児島。前々節・宮崎戦は、1点ビハインドで迎えた終了間際に近藤 慶一のバイシクルシュートで追いつき、前節・長野戦は後半に3得点を挙げて快勝と、アウェイ2連戦を良い形で乗り切った。相馬 直樹監督が目指す、前からプレスを掛けて相手を圧倒するサッカーが徐々に浸透しつつある。「開幕当初はうまくかみ合わないところがあったが、徐々に合うようになってきた」と話すのは、今季キャプテンを任されながらケガで戦列を離れていた稲葉 修土。前節・長野戦で後半途中からピッチに立ち、今季初出場を果たした。稲葉 修土がボランチに入ることで前線でのボール奪取力はより磨きがかかるはずだ。
攻撃面に焦点を当てると、16得点はリーグトップの数字。ただ、「失点数(9)は試合数(8)より多い。これを減らしていけるようにしたい」と稲葉 修土は守備面に目を向け、現状に満足することなく向上心をのぞかせる。
対する沼津は前節・讃岐戦、開始6分に宮脇 茂夫のゴールで先制したが、前半のうちに追いつかれて引き分け。開幕戦以来の白星はつかめなかった。6得点はリーグワースト4位タイと得点力不足に悩んでいる。ただ、第3節・栃木C戦から3試合連続無得点だったことを考えれば、ここ2試合で得点を奪えていることは前向きに捉えられる。立ち上がりから猛攻を仕掛けてくるであろう鹿児島の攻撃をかわしつつ、先手をとる展開に持ち込めるか。
鹿児島・相馬 直樹監督と沼津・中山 雅史監督は1998年、フランスW杯の日本代表メンバー。指揮官となった両者の対決も見どころに挙げたい。
[ 文:政 純一郎 ]
