栃木Cは前節、アウェイで宮崎と対戦して1-1のドロー。わずかなスキを突かれて先制を許しながらも、76分に森 俊貴の3試合連続となるゴールで同点に。その後は激しい攻防を演じたが、勝点の獲得は『1』にとどまり、5連勝とはならなかった。
連勝こそ止まったが、チームとして大事にしている守備意識の高さは健在であり、それが良い攻撃につながっている。前節も逆転まで持っていける“芽”はあった。ここに来て調子を上げる森 俊貴は「勝ち切りたかったが、次の首位・八戸に勝つことで、前節の勝点1の意味が出てくる」と語り、次を見据える。守備が堅く、カウンターが鋭い八戸に対し、粘り強く戦いながら、持ち前の攻撃力で相手の壁を打ち破れるか。優勝をつかみ取るには、勝点3がマストだ。
一方の八戸は前節、ホームで栃木SCと対戦。2-0で勝利し、二度目の5連勝を飾った(一度目は最終的に7連勝)。2点を先行したあとの34分に退場者を出して数的不利となったが、途中出場の選手たちの奮闘も含めて持ち前の堅守で乗り切った。
5試合連続クリーンシートという強固な守備を発揮する状態で臨むのは、リーグ2位の得点数を誇る栃木Cとのアウェイゲーム。優勝への思いの強さは、どちらが上か。緊迫の上位決戦の幕が上がる。
[ 文:鈴木 康浩 ]

