壮絶な試合だった。讃岐は4連敗で迎えた前節、後半開始早々にCKから先制点を奪われる。だが、敗色濃厚となった後半アディショナルタイム、上野 輝人のクロスに川西 翔太が頭で合わせて同点に。さらにその後、カウンターからエドゥアルドがPKを奪取し、前述のとおり丹羽 詩温がこのPKを決めて逆転勝利を果たした。
「厳しい状況だが、もう1段エネルギーを出して力強い試合ができたらいい」と、雨でびしょ濡れになった丹羽 詩温はそう続けた。
一方の鳥取は前節、ホームで宮崎と対戦。7分に先制するも、その後失点を重ねて1-4の敗戦。前々節・鹿児島戦と同様に、先制しながら逆転負けを喫した。試合後、河村 匠は「複数得点、失点ゼロが理想だが、とにかくいまは勝点3だけを見て次の試合に向かいたい。どんな内容、どんな形でもいい」と讃岐戦を見据えている。
残留を確実なものにするためにチーム一丸で勝利を目指す讃岐にとって、昨季夏以降の快進撃を支えた丹羽 詩温、森川 裕基、吉田 陣平が前節でそろってピッチに戻ったのは好材料だ。前節の勝利でJリーグ通算100勝を達成した讃岐が新しい一歩を踏み出す。
[ 文:大森 一 ]


