前節・愛媛戦で勝利を収め、首位に返り咲いた鹿児島。それでも村主 博正監督は「このままでは目標とする優勝はできない」と危機感をあらわにした。ここまでの明治安田J3では、勝点の取りこぼしや、勝利した試合でもあわや敗戦という展開となるなど、このリーグの難しさを身をもって感じているからだろう。
そうした中で、勝利のあとでも常に危機感を抱くのが有田 稜だ。同選手は、「日常の徹底が試合に出る」という村主 博正監督の方針に対し、日々の練習から積み上げたものを試合の中で表現し続け、ここまで5ゴールと鹿児島を支える活躍を見せている。

有田稜は、日常での積み上げを試合で表現し続けている(写真は2026/27 J3第10節・松本戦)
一方の高知は現在最下位に沈み、深刻な状態が続く。攻守ともに課題を抱えるが、中でも深刻なのは、ここまで11試合を終えてわずか4得点という攻撃面だ。それでも、第9節・北九州戦では試合の主導権を握る展開を見せるなど、改善の糸口も見えてきている。
ここまでチーム最多のシュート数を記録している七牟禮 蒼杜には、味方が前線まで運んだボールをゴールへねじ込む力強さを期待したい。七牟禮 蒼杜の活躍は、得点に苦しむ高知にとって追い風となるはずだ。

チーム最多のシュート数を記録する七牟禮蒼杜にはゴールが期待される(写真は2026/27 J3第9節・北九州戦)
[ 文:濱田 英作 ]

