湘南は前節で勝てば自力突破が決まっていたが、福岡に1-2の逆転負けを喫して勝点は『9』のまま。一方、磐田は前節・FC東京戦で90+7分に鹿沼 直生が値千金の決勝弾を挙げて劇的な勝利を収め、グループステージ突破の可能性を最終節に残した。湘南が引き分け以上(敗れてもFC東京vs福岡で福岡勝利なら突破確定)、磐田が勝利でプレーオフステージ進出を決めるが、果たしてどんな結果になるだろうか。
直近のリーグ戦に目を向けると、湘南は横浜FMとの“神奈川ダービー”を戦い、1-4で大敗を喫した。立ち上がりこそ上位の横浜FMを圧倒して苦しめていたが、ゴールだけが遠かった。そんな中、ディフェンスラインでのパスミスから14分に失点。ここから相手の勢いに押され、20分、59分にも失点を重ねた。83分にウェリントンが待望の今季初ゴールを挙げたが、90+1分にダメ押しの4点目を奪われてしまった。その前のホームゲームでも清水に1-4と大敗しているだけに、ショッキングな結果となってしまった。
しかし、落ち込んでいる暇はなく、中3日でこの磐田戦を迎える。山口 智監督は「きちんと整理をして仕切り直していかないといけない。連戦なので、体もそうですけど、もう1回ファイティングポーズを取るための準備をしたい」と厳しい状況でも前を向く。いまの湘南は結果が出ていないことで、試合中一度でもネガティブな方向へ向いてしまうと、そこからより悪い方向へ引っ張られてしまうように思える。悪循環を打ち払うためにも、ここは勝利が必要だ。
ルヴァンカップで3ゴールを決めている池田 昌生は「引き分け以上で突破が決まりますけど、勝利で突破したい。ホームでやるからにはサポーターの皆さんに勝利を届けたい」と意欲を燃やし、「リーグ戦につなげるためにも勝利で終わって、良い形で突破したい」と続けた。今節はリーグ戦での巻き返しに結びつける意味も持っている。
一方、磐田は直近のリーグ前節・FC東京戦で88分に鹿沼が決勝点を決め、2-1の勝利を収めた。またも終了間際に鹿沼が同じ相手に決勝弾。エリア内で落ち着いて逆サイドネットへ蹴り込み、喜びを爆発させた。粘り強さを発揮し、勝利をもぎ取ってきた磐田に対し、湘南はそれ以上に泥臭く戦えるだろうか。
ホームで連続して悔しさを味わった湘南としては、今度こそ勝ってサポーターと喜びを分かち合いたい。引き分けでもグループステージ突破が決まるが、必要なのは“勝利”以外ない。
[ 文:舞野 隼大 ]
