ホームで初戦を迎える京都。昨季の同大会はグループステージを3勝1分2敗で首位通過したが、プレーオフステージで敗退となった。今季のリーグ戦は3試合を戦って1勝2敗で11位という成績。直近の明治安田J1第3節では、FC東京を2-0で下して今季初勝利を挙げている。曺 貴裁監督は「『われわれのサッカーはこうだ』というものを応援してくれる人たちに見せられたことが、すごく価値がある」と話しており、開幕2連敗という悪い流れを払しょくしてカップ戦に挑むことができそうだ。
チームを率いて3シーズン目となる曺 貴裁監督が掲げるのは、攻守にインテンシティーの高いサッカー。攻撃と守備の切り替えを素早く行い、球際や走力で相手を上回ってゴールを目指す。リーグ開幕戦ではボール保持からの攻撃を意識し過ぎるあまり、本来の特徴が発揮されていなかったが、そこから修正を図って自分たちの強みを取り戻している。この試合でも積極的にプレスを掛けてボールを奪い、素早い攻撃でゴールを目指す。
アウェイに乗り込むG大阪。昨季の同大会はグループステージを1勝2分3敗で3位となり、次ステージ進出はならなかった。今季のリーグ戦はここまで2分1敗で、16位。先週末のリーグ戦では神戸と対戦し、0-4で敗北。開始早々に先制点を奪われると、後半開始直後にも追加点を許してしまい、その後も失点を重ねた。今季から指揮を執るダニエル ポヤトス監督は「(前半の)入り方が悪かった。後半が始まってすぐに2失点目をしてしまったことで、メンタル的なダメージがすごく大きかったのではないか」と前後半の早い時間帯で失点した影響を指摘している。
今季は新体制の下、ポゼッションスタイルへの移行を掲げている。戦い方が変わることで序盤は“生みの苦しみ”があるかもしれないが、優れた能力を持つ選手たちが多いだけに今後が楽しみだ。ルヴァンカップはリーグ戦で出場機会の少ない選手にチャンスが与えられるケースもあり、チームの底上げを図るという意味では指揮官がどのような選手を組み合わせて試合に挑むのかは興味深いところである。
直近の試合から中3日のスケジュールということもあり、両チームとも先発を入れ替えて、コンディションの良い選手たちで戦う可能性がある。昨季の対戦成績はリーグ戦で2試合を戦い、いずれも1-1の引き分け。G大阪はその際に得点を決めたダワンと食野 亮太郎がともに神戸戦では途中出場であり、この試合で先発出場するかもしれない。京都もFC東京戦で交代出場から好プレーを見せていた谷内田 哲平や金子 大毅らに注目が集まる。
チームの勝利のために、そして自身の存在価値を上げるために、見ごたえのある試合が期待される。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

