連敗スタートとなっている磐田。Aグループ第1節で横浜FMに善戦しながらもオウンゴールによる失点で競り負けると、前節は札幌に2点を先行される展開から藤原 健介のプロ初得点と小川 大貴の得点で一時同点に追いついたが、ラストプレーで失点し、2-3で敗戦。J1クラブに対して、リーグ戦への出場につなげたいと意気込むメンバーが果敢に挑んできたが、勝点をつかみ切れていないのがここまでの戦いぶりとなっている。
対する鳥栖は、第1節で札幌を相手にスコアレスドロー。リーグ戦が中断している間に行われた前節・横浜FM戦は、岩崎 悠人や朴 一圭などリーグ戦の中心メンバーに若手の坂本 稀吏也や楢原 慶輝を組み込む編成で臨んだが、0-2で敗戦。初勝利をつかむことはできなかった。
お互いにグループステージ突破を目指す上で、ここで欲しい結果は引き分けではなく、勝点3だろう。特に磐田は、ラスト2試合がアウェイ戦となることを踏まえても、ホーム3連戦の2戦目なる今節でしっかりと勝っておきたいところだ。
ただ磐田は、怒とうの公式戦9連戦と過密日程の最中にいる。特に先週は、水曜日に明治安田J2第6節・栃木戦を戦い、そこから長距離移動を伴う中2日でのリーグ前節、アウェイ・大分戦を消化しなければいけないハードな日程だった。その背景を踏まえても、いくら勝点3が欲しい状況とはいえ、これまでの2試合と同じようにターンオーバーすることが濃厚だろう。
その中で、注目選手は山田 大記。J2第2節・山口戦で負ったケガが癒え、先週から公式戦復帰。栃木戦では86分から、大分戦では62分から途中出場と、着実に出場時間を伸ばしてきている。今節で先発復帰を果たすかは微妙なラインではあるが、心強い10番がチームに帰ってきたことは大きな朗報だ。
また、U-22日本代表に招集されていたことで札幌戦を欠場した鈴木 海音も、欧州遠征での2試合を経て、栃木戦のあとにチームへ合流。「ルヴァンカップ(Aグループ第1節・横浜FM戦)もそうですし、(J2第5節の清水との)ダービーもそうですけど、自分が出場した試合で勝つことができていないので、次は勝って終われる、そんな90分にしたい」と勝利に飢えている。
この立ち位置に甘んじていない選手たちが今大会初勝利を手繰り寄せられるか。そしてリーグ戦につながる活躍を個々が見せられるかが最大の見どころだ。
対する鳥栖は、今大会ではまだ無得点なだけに、やはり攻撃陣に期待がかかる。その中でリーグ前節・FC東京戦では、大宮から電撃移籍で加入した河田 篤秀が後半アディショナルタイムのゴールでいきなり結果を残し、リーグ戦3試合ぶりの勝利に導いた。今大会でもチームを初勝利に導く活躍が期待される。
[ 文:森 亮太 ]
