2023/4/5 (水) 19:03 KO
グループステージ Eグループ 第3節
入場者数: 5,156人
天候: 曇のち雨|気温: 13.8℃|湿度: 81%
前半の3ゴールで勝負あり。京都がルヴァンカップ今季初勝利
セレッソ大阪
普段、リーグ戦ではあまり出ていないメンバーが出て、一人ひとりがアピールしようという気持ちもありましたし、何がなんでも勝ちたい思いはありました。ただ、勢いに呑まれたというか、自分たちがやりたいことは何か、迷いもありました。連係もおのおのがやりたいことがバラバラになってしまった。ボールも保持できない、得点に関わるようなプレーも作り出せない、後手に回ったしんどい時間帯で起きたミスが失点に直結してしまった。ディフェンスリーダーとして責任を感じています。 年代別代表の活動から戻ってきて、学んだこともありましたし、もっとレベルアップしていかないといけないと感じた気持ちもあったのですが、それを表現できず、チームとしても良い形に導けなかった責任も感じています。 --ルヴァンカップとしては次節、今度はホームでの京都戦があるが、そこへ向けて。今日、一人ひとりが考えたことはあると思います。僕自身も悔しかったですし、不完全燃焼で終わりました。次またチャンスがあるなら、変わったことを示せるのは結果でしかない。試合に出るメンバーがすべてを出して勝点3を取らないといけない。そういう結果がチーム全体を勢いづけることにもつながります。また中3日でリーグ戦もあります。チーム全体で良い準備をして、良い試合を見せたいと思います。
京都サンガF.C.
監督
先週末の神戸戦で悔しい思いをしましたが、今日はショーとしてもすごく良い試合ができました。退場者が出たあとも粘り強く戦ったこと、しっかりゴールへ向かって得点を重ねたこと、それもわれわれのやりたいことでゴールが生まれて勝利を得たことは、今日出場した選手だけでなく、すべての選手に対して良い影響があると思います。それだけチーム力が上がったなという実感もあります。ルヴァンカップとしては勝点3を積み上げただけでまだまだ順位は低いですが、上の順位へ行けるようにしたいし、この勝利を次のリーグ戦の福岡戦につなげていきたいです。慢心せずに、次へ向かいたいです。 今日は相手を意識してやったところと、自分たちのリスクを冒してやってきたことがうまくハマりましたが、こんなにうまくいく試合は、僕も長く監督をやっていますが経験がないです。それくらい、すべてがうまくいった試合でした。こういう試合では往々にして後半に失点をするものなのですが、それもなく無失点に抑えたことは選手の成長です。 試合後にGKの太田(岳志)が泣きながらみんなに感謝の言葉を伝えていましたが、彼は京都に在籍4年目で今日が2試合目。その試合で、初めて勝点3をもたらしました。彼の影響力、試合に出ていなくても毎日手を抜かずに練習して、このチャンスで結果を出したことは、このクラブにとってもすごく重要なことです。 U-18から昇格してきた(平賀)大空が初得点を決めたことも、アカデミーの選手たちの励みになると思います。勝っただけでなく、いろんな選手の表情が見えたことは、監督としてこれ以上ない充実感や喜びを感じています。
セレッソ大阪
監督
試合の入りがすべてだったと思います。相手の試合の入り方、ゲームプランはしっかりと理解した上で臨んだのですが、相手の強い矢印をまともに受けてしまった。その入りがすべてだったと思います。ただ、最後までサポーターの皆さんも力強い応援をしてくださり、選手たちもなんとか1点を返そうという姿勢を出してくれました。その姿勢は長いシーズンで大事になってきます。 課題や学びもたくさんあった中で、収穫もありました。選手たちにも先ほど伝えたのですが、ルヴァンカップはあと3試合、今日の学びを生かせる試合があります。リーグ戦はまだまだ続きます。もちろん私自身も今日のゲームを通して、たくさんの学びがありました。選手たちとともにこの学びを生かしていけるように、また明日からやっていきたいと思います。 --試合の入りについて。組み合わせが変わったことによる組織的な問題だったのか、選手一人ひとりの準備不足の問題だったのか、要因をどう分析されていますか?前半の20分、30分くらいまでは、かなり前から圧力を掛けてくると、スカウティングでも共有していました。私たちとしてはその矢印をうまく使ってポケットに流し込む、そして逆に前向きに私たちが圧力を掛けていく。そういうゲームプランで臨んだのですが、プランを徹底できなかったことは私の責任だと思っています。全員が同じゲームプランを持ち、それを徹底することが大事になってくると、あらためて感じました。 --カピシャーバ選手の先発や、ジョルディ クルークス選手と松田 陸選手の縦関係など、リーグ戦では見られない組み合わせもいくつかあったが?新たな組み合わせもいろいろと試した中で、彼らのストロングが生きたところ、組み合わせが良かったところもありましたし、うまくタイミングやイメージが合わない部分が見て取れたところもありました。また練習から合わせていかないといけないと感じたことがあったことも、今日の1つの収穫だと思います。
京都サンガF.C.
GK 26
太田 岳志
今までの試合を見ていて、「ビルドアップの部分で、もう少しGKが関われたらな」と思っていました。自分が積極的に前に出て、数的優位を後方で作ろうと意識していました。もっとやれたかなという部分はあったのですが、結果として前半15分で点がポンポンと入ったので良かったと思います。 --約1年ぶりの公式戦出場だったが。「今日が自分にとって現役最後の試合になるかもしれない」という気持ちで、サッカー人生をかけて臨みました。 --後半に数的不利の中、好守でピンチを防いだが。そういう覚悟もありましたし、サンガタウンでみんなからいっぱいシュートを打ってもらっていたので、反応することができました。本当にチームメートに感謝しています。 --試合後のロッカーで涙を流したそうだが。京都の4年目で、ようやく勝点3を取ることができました。J1に昇格したチームが良い波に乗っていたのですが、その中で自分はなかなか試合に出られず、ちょっとモヤモヤした気持ちのまま今日まで過ごしてきました。ようやくチームに勝点3をもたらすことができて、ホッとしたというのが率直なところです。 このチャンスを逃したら、もう次はないと思っていました。無失点という結果で、勝利に少しは貢献できたのかなと思います。それは僕だけの力では無理だったので、チームメートには「感謝しています」と伝えました。
FW 28
平賀 大空
ボールを持ったとき、前に味方がいなかったので「自分で行くしかないな」と思いました。今までの自分なら後ろを向いていたと思うけれど、あそこで思い切って行けたのが結果につながった。すごくうれしいです。今日は準備のときから、なんかいけそうな気がしていました。曺(貴裁)さんからも「チャレンジしろ」と言われているし、試合の立ち上がりだったので、行くしかないという感じで仕掛けました。 --仕掛けた際のプレーも良かったが。シュートを打った瞬間のことはあまり覚えていなくて、入ったのもよく見えなかった。キックフェイントを入れようとは考えていて、あとは振り抜いたシュートがうまく決まってくれました。本当に覚えていなくて……あとで動画を見ます。 --ここまでのルヴァンカップの経験を生かせた?今日の試合でチャレンジできたのは、今までの2試合で悔しかったから。自分はプロ1年目なので思い切っていかないといけないというのがあったので、それが良い形で試合に入れた理由の1つだと思います。 それと、今までは緊張もありました。FC東京戦ではマッチアップしたのが長友(佑都)さんだったりしましたから。スタジアムの雰囲気にも慣れてきて、落ち着いてプレーできるようになってきました。仕掛けるだけでなく、味方を使うプレーも増えてきたかなと思います。それは1つの成果です。 --プロ初得点が決まったときの気持ちは?めっちゃうれしかった。「早く試合が終わってくれ」と思いました。
MF 18
松田 天馬
キックオフから良い試合の入り方ができましたし、(福田)心之助やアピ(アピアタウィア 久)の思い切ったプレーがチームを勇気づけてくれました。 --先制点の場面について。ボールがこぼれてくると思ったので、あそこに入り込めたことが大事でした。最後のフィニッシュも冷静に流し込めました。シュートコースが見えたので、狙いどおりです。チームにとっても、あの時間帯で取れたことは大きかったし、貴重なゴールでした。その後も、みんなで練習でやってきたことを発揮できていました。 --試合の狙いについて。カウンターもビルドアップも、その両方ができるチームになってきた。それがバランスよく出たのかなと感じています。前に行けるところは前に行けていたし、すべてのクオリティーの質が高かったのかなと思います。 --公式戦で結果が出ていなかった中での勝利、今後につながる?シンプルにこの勢いを次につなげたらいいと思うし、これで満足している選手は1人もいません。僕も、もっとどん欲に前へ行けたはずだし、もっと怖いプレーができれば得点につながる。そこは増やしていきたいです。個人個人に向き合っていければ、チームのクオリティーも上がっていきます。