メンバーが総入れ替えになるのか、疲労度合いを見て部分入れ替えになるのかは分からないが、一定程度のターンオーバー実施は濃厚の金沢。伊藤 彰監督はそれでも「みんな調子が良いので心配する必要はない」と、メンバーが入れ替わることについては気にしていない。10日には控え組を中心に富山との練習試合を行い、0-0のドロー。「連係の部分などはもう少しかなとは思うが、個人個人の能力やチームとしてやろうとしていることは良かった」と指揮官は評価していた。今回の湘南戦には出場機会に飢える若手だけでなく、庄司 朋乃也、石原 崇兆、熊谷 アンドリュー、嶋田 慎太郎、平 智広など、経験値が高く主力としても期待される選手が顔をそろえることが予想される。中でも注目は毛利 駿也。2022年に金沢に復帰して以来、初の古巣との対戦となる。この2年間はSB・ウイングバックだけでなく、ボランチやCBとしてもプレーする機会が増え、今年もCBでの出場が続く。今回の対戦でも山口 智監督に新たな姿を披露することになりそうだ。
湘南はクラブ史上初となるトップカテゴリーでの開幕3連勝と好スタートを切り、J1で5位につけている。ただ、直近のJ1第6節・神戸戦では数多くのチャンスを作りながら2点目を奪えず、今季初黒星を喫した。「私たちにはまだまだやらないといけないことがあるというゲームでしたし、今後それをどうつなげていくかを考えていかなければと思います」と話した山口 智監督は、敗戦をルヴァンカップ、そして29日に再開するリーグ戦にどうつなげていくのか。
偶然ながら昨季もリーグ戦で神戸に敗れたあとにルヴァンカップの初戦を戦った湘南。そのときは先制したものの、延長戦の末にJ2の秋田相手に敗戦。「何もないです。残念です」と総括し、悔しさをにじませた山口 智監督だけに、同じ轍を踏むわけにはいかない。昨季と異なっているのは日程。ルヴァンカップ後に中2日でアウェイゲームがあった昨季とは異なり、今季は金沢戦のあとは1週間以上試合がないため、さまざまなチームマネジメントの選択肢を持って臨むことができる。
[ 文:村田 亘 ]