J3の北九州はJ1の岡山と対戦。序盤は岡山に好機を作られながらもなんとかしのぐと、19分に坂本 翔が右サイドから入れたクロスに反応した平原 隆暉がヘッドで流し込んで先制。後半も岡山の圧力を受けながらGK谷口 璃成の好セーブなど、チーム全体で耐え抜いて1-0で逃げ切った。
J1の横浜FCはJ3の岐阜と対戦。序盤は岐阜にボールを握られたが落ち着いた守備で対応する。そして27分、右サイドからのクロスはクリアされたが、高く浮き上がったボールを中央の中野 嘉大が右足ダイレクトボレーでゴールに収めて先制。37分には後方からのパスに反応して胸トラップ1つで相手DFをかわした駒沢 直哉が中央右寄りから冷静に流し込み、追加点を挙げる。後半も落ち着いた試合運びを見せて2-0で試合を締めた。
北九州の増本 浩平監督はこの2回戦に向けた選手選考に関して「心身のコンディションを見て、勝つ確率の高い選手、ギラついている選手を選ぶ」としている。1回戦ではプロデビュー戦となった谷口 璃成や今季公式戦初先発の長谷川 光基など、それまで出場機会に恵まれなかった選手が先発出場して、しっかり活躍したり結果を残したりしたことで、今回も積極的な選手選考がしやすい状況にある。一方の横浜FCは13日にアウェイで明治安田J1第10節・新潟戦を戦い、そこから中2日でアウェイゲームに臨むということで、コンディション的にはかなり厳しい状況。こちらもターンオーバーを実行する可能性が高く、両チームの先発メンバーがどんな顔ぶれになるかは非常に興味深いところ。
増本 浩平監督は「横浜FCは日程的に厳しいから、新潟戦で先発したメンバーがウチとのゲームに出る可能性は低いとみる。それでも(新潟戦ではベンチスタートだった)伊藤 翔選手や櫻川 ソロモン選手をはじめ誰が出ても個の力はかなり高い」と、個の質の高さで勝負を決められる選手がそろうことを大いに警戒。実際に、横浜FCは1回戦でそれを証明。相手にボールを握られても、個人のパフォーマンスで展開を一気にひっくり返している。
横浜FCは当然、下位カテゴリーのチームとの対戦が難しいこと、特にスコアレスで長くゲームが推移すれば、相手が勢いづくことや逆に自分たちがネガティブな姿勢になることは承知しているはず。だからこそ、1回戦と同様に、早い時間帯で先制点を取り、さらに追加点を挙げることで相手の心を折りたい。
北九州としては、そうやって序盤から圧力を掛けてくるであろう横浜FCに対して受け身に回るのではなく、リーグ戦で見せているハイプレスで押し返せるか。また、相手が前に出てきた裏をうまく突けるかがポイントになりそうだ。
新鮮な顔ぶれで戦うことになりそうな一戦は、各選手のリーグ戦出場に向けて良いアピールをしたいという思いがぶつかり合う熱いゲームになるだろう。北九州が1回戦に続いてJ1チームを食うのか、それとも横浜FCが1回戦に続いてJ3チームに対して力の差を見せつけるのか、結果はいかに。
[ 文:島田 徹 ]


