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選手名
成績
J3高知とJ1長崎の対戦。リーグ戦ではそれぞれ18位に低迷する両者にとって、大会は違えど、チームを上向きに転じさせる内容が求められる一戦だ。
高知は9月5日にリーグ戦を戦い、中3日でこの試合に臨む。
直近のリーグ戦では栃木SCと対戦。何度も決定機を作りながらも決め切れずに0-2で敗れ、今季初のリーグ戦連敗を喫した。
ここまでのリーグ戦5試合における得点数は『2』で、リーグワースト。失点数『12』もリーグワーストタイで、攻守ともに課題が残る。
特に攻撃面においては、今季からビルドアップに積極的に取り組んでいるものの、ミスが目立ち、ボールを奪われてカウンターから失点するパターンが多い。そんな中、前述の栃木SC戦では、相手のプレスが強くなった際にロングボールを交えて押し返し、チャンスにつなげた点は収穫だった。
今回の相手の長崎は強力なFW陣を擁し、前からのプレッシングの強さはもちろん、ボールを奪ったあとに自ら運んで決め切る個の力もある。高知はまず、ボール運びで安易なミスをしないこと。そして常に前への意識を持ち、相手に余裕を与えずに先に得点することができれば、勝機を見いだせるだろう。ホームアドバンテージを生かし、会場全体でアップセットの空気を作って押し込んでいきたい。古巣対戦となる下平 隆宏監督の手腕も見ものだ。
注目選手は、今夏に長崎から完全移籍で加入した七牟禮 蒼杜。リーグ戦では開幕から5試合続けてスタメン出場している。相手の特徴を知る七牟禮 蒼杜が、ピッチ内でどんなプレーを選択するのか。今季まだ得点を挙げていない中、古巣相手に成長した姿を見せ、殻を破るきっかけにしたい。

初得点が待ち望まれる七牟禮蒼杜。ゴールへ突き進みたい(写真は2026/27 J3第4節・熊本戦)
対する長崎は、8月21日の明治安田J1第3節・柏戦、26日の天皇杯2回戦・愛媛戦、29日のJ1第4節・FC東京戦、9月2日のJ1第5節・G大阪戦、6日のリーグ前節・神戸戦と過密日程を戦ってきている最中。今回は中2日で高知に乗り込むこととなる。
直近の神戸戦では開始2分で先制点を奪われると、その後も主導権を握ることができず。後半アディショナルタイムに松本 天夢のゴールで一矢報いたものの、1-3で敗れた。これでリーグ戦は5試合勝ちなしとなり、8年ぶりに復帰したJ1で苦戦を強いられている。
そんな中、8月末には2025シーズンのJ2で最優秀選手賞と得点王を獲得したマテウス ジェズスが復帰するなど、ポジティブな要素もある。マテウス ジェズスは復帰後3試合連続で途中出場し、徐々に出場時間を伸ばしながらさっそく1ゴールを挙げている。今後の復調に大いに期待がかかる選手だ。この試合でも持ち前のフィジカルと技術で高知の守備を崩し、攻撃の中心選手としてゴールを脅かし続けたい。

相手に脅威を与えられるマテウス・ジェズス。徐々に状態を戻してきている(写真は2026/27 J1第5節・G大阪戦)
前線の選手が攻守で安定したプレーを見せられれば、長崎が主導権を握ることは難しくないだろう。ただ、高知はスピードのある選手が多いため、一瞬のスキを突いたカウンターや裏への抜け出しには注意を払いたい。
一発勝負のJリーグ ヤマザキビスケット ルヴァンカップ。高知がホームの利を生かしてジャイアントキリングを成し遂げるのか。それとも長崎がJ1の技術と意地を見せ、盤石な戦いで勝利を手にするのか。結末はいかに。
[ 文:朝井 ひなた ]