東京Vはリーグ前々節で京都と対戦し、90+4分に決まった新井 悠太の“強烈ミドル”で1-0と勝利したが、31日の福岡戦は決め手に欠いてスコアレスドロー。いずれも無失点に抑えたものの、チャンスシーンを作り出すことには苦労した。
東京Vとしては、後方からボールをつないで好機をうかがう柏に対して、前線の選手たちが追い続けて相手陣でボールを奪取し、そこから得点機へとつなげていきたい。なお、第2戦をアウェイで行う難しさもあるため、勝星が最優先事項となるだろう。
一方の柏は31日の神戸戦では雨風が強い中で、相手の高強度とセットプレーでのしたたかさに辛酸をなめ、1-3と敗戦。リーグ戦3試合未勝利となったが、リカルド ロドリゲス監督は試合後に「われわれのスタイルを貫いて勝利を目指していきたいと思います。われわれが目指すスタイルというのはこれですし、このスタイルだからこそ勝利を勝ち取れると信じて疑っていません」と話すなど、強固な守備網を築く東京Vが相手でも“リカルドスタイル”を突き通して8強入りを狙う構えだ。
そんな中、日本代表に選出された細谷 真大と熊坂 光希がチームを離脱する。主力2人を欠くことになるが、ルヴァンカップ1stラウンド3回戦・山口戦では先発に起用された多くの若手選手が良いパフォーマンスを披露したため、その選手たちが先発に名を連ねてくる可能性も十分に考えられるだろう。
この一戦では、2023年に鹿島で共闘した染野 唯月と垣田 裕暉の両ストライカーに注目したい。
東京Vの染野 唯月は1トップやシャドーに加えて、2トップの一角でも起用されている。最前線から労をいとわない守備と、相手守備網をくぐり抜けてのヘディングシュートは強烈。J1第15節・横浜FC戦以来となるゴールが期待される。
柏の垣田 裕暉には、細谷 真大の離脱に加えて、木下 康介が広島へ完全移籍して手薄となった前線を引っ張る役割が求められる。ここまでのリーグ戦では4ゴール4アシストと、チーム最多の8得点に関与。この試合でもチャンスメークしながらゴール前へと飛び込んでいきたい。
[ 文:藤井 圭 ]
