前回対戦は明治安田J1第3節。10分に鹿島の小池 龍太が先制点を決めるが、44分に新潟の矢村 健(現・藤枝)が同点ゴールを奪取。後半も一進一退の攻防が続いたが、78分、鹿島がCKからオウンゴールを誘発し、2-1で勝利した。新潟が2023年にJ1に昇格して以降、リーグ戦での対戦成績は新潟から見て1分4敗となっている。
最下位からの浮上を目指す新潟。残留圏の17位・湘南とは勝点5差となっており、勝ち続けるしかない状況だ。
新潟はホームで行われた前節・川崎F戦を1-1で引き分け、連敗を『6』で止めた。入江 徹監督は今夏加入した7人のうち、白井 永地、舩木 翔、ブーダ、植村 洋斗、マテウス モラエス、小原 基樹の6人を先発起用。先制点はそのうち5人が連係して生まれた。ロングボールで相手陣内へ攻め入り、ボールを奪ってからのワンタッチプレーで崩し、最後は白井 永地が加入後初ゴールを挙げた。舩木 翔のフィード、小原 基樹の仕掛けなど、新加入選手の特長がつながり合って生まれたゴールは、今後に向けて大きな可能性を感じさせるものだった。また途中出場の島村 拓弥も、終盤にゴールへ迫る好プレーを披露。新たな戦力たちが、いまの新潟の光明となっている。
2試合連続で先制点を取れている一方、リードを守り切れずに勝点を落としているのは反省材料。入りの良さは継続しつつ、今節は8試合ぶりに勝点3の獲得を狙う。
鹿島は20日に行われた第30節の結果を受けて、2位から4位に。ただ、首位・町田とは勝点1差。首位の座を取り返すために、勝利を収めたい一戦となる。
前節・福岡戦はホームで1-1の引き分け。福岡のタフなプレッシングに対してビルドアップが停滞し、50分にエリア内を崩されて失点を喫した。しかし、舩橋 佑や知念 慶、そして12日に加入したばかりのエウベルらを投入すると、流れが改善。終盤に舩橋 佑が見事なシュートを決めて同点に追いつき、勝点1をつかんだ。鹿島も新戦力のエウベルが早速違いを見せており、優勝へのキーマンとなりそうだ。
鹿島はこの新潟戦を皮切りに、27日に天皇杯準々決勝・町田戦、31日にリーグ次節・清水戦と、中3日でのアウェイ3連戦(※天皇杯は中立地扱い)を控える。この先を見据えて、今節どんなメンバーで臨むかに注目だ。
新潟は今節、右SBの藤原 奏哉が累積警告のため出場停止。チャヴリッチやエウベルといった強力な選手と対峙するポジションとなるが、チャンスを得る選手の奮起に期待したい。また、新潟の舩木 翔と鹿島のレオ セアラは昨季まで2シーズン、C大阪でチームメートだった。互いをよく知る者同士の駆け引きも見どころの1つだ。
目標達成のために勝点3をなんとしても手に入れたいチーム同士による一戦は、熱戦必至だ。
[ 文:野本 桂子 ]

