三協フロンテア柏スタジアムで行われる明治安田J1第13節。前節、アウェイでの鹿島との上位対決を制した柏と、3連勝中と好調の浦和が激突する。
互いに厳しいスケジュールでこの試合を迎える。柏は鹿島戦後の翌日にタイへ移動。27日にAFCチャンピオンズリーグElite 2026/27リーグステージ第3節・ラーチャブリーFC戦を戦い抜いた。結果はスコアレスドローに終わったが、過密日程の中、アウェイから貴重な勝点1を持ち帰っている。
対する浦和は、28日にJリーグ ヤマザキビスケット ルヴァンカップ1stラウンド4回戦で名古屋と対戦。1-1で延長戦へと突入し、延長後半に南野 遥海がヘディングシュートを決めて120分の激闘を制した。
今節は、中3日ながらタイから帰国したばかりの柏と、120分を戦ってから中2日で柏へ乗り込む浦和。ともに少ない準備期間の中で、どれだけこの一戦に照準を合わせることができるかが重要になる。
柏の注目選手は、ラーチャブリーFC戦ではメンバー外だった瀬川 祐輔だ。ここまでリーグ戦全試合途中出場ながらチームトップの8ゴールを決めているアタッカーは、鹿島戦でも途中出場で細谷 真大との連係からチャンスを創出。ゴールは奪えなかったものの、2025シーズンの王者である鹿島を相手に存在感を示した。
さらにこの2人は、2025シーズンの浦和との対戦でも相手を大いに苦しめており、それぞれ後半に投入されると浦和を押し込み続けてゴールを脅かした。そして、54分に瀬川 祐輔のゴールで1点を返すと、83分には瀬川 祐輔のパスを受けた細谷 真大が同点ゴール。その後もチームは2点を追加し、4-2と記憶に残る逆転劇を演じている。
再び活躍に期待がかかる瀬川 祐輔は、あと1ゴールでJ1でのキャリアハイに並ぶ。その得点を決められるかに注目だ。

瀬川祐輔は途中出場から存在感を示し続けている
対する浦和の注目選手は、こちらも名古屋戦でメンバー外だった根本 健太。守備でチームを支えるだけでなく、左足での正確なフィードと強烈なヘディングで得点にも貢献できるCBだ。今季もすでに2試合でネットを揺らしており、セットプレーでの攻撃参加は大きな武器となる。守備者としては、小泉 佳穂という柏のキーマンと対峙する。ここをどれだけ封じられるかが浦和の勝率を高めるカギとなるはずだ。

守備だけでなく、攻撃での貢献度も高い根本健太
柏はリカルド ロドリゲス監督体制になってから、明治安田J1百年構想リーグを含めて浦和とは3勝1敗(うち1勝はPK戦勝利)と相性は良いものの、2025シーズンは、現在浦和の曺 貴裁監督が当時率いていた京都と2試合を戦ってどちらもドローに終わっている。混戦の上位争いに生き残るためにも、会心の勝利を挙げたいところだ。
[ 文:藤井 圭 ]