FC東京は現在、明治安田J1で7勝5分11敗の勝点26で16位。第17節・浦和戦からは3連敗を含んで5戦白星から遠ざかっていたが、6月25日開催の第15節・横浜FM戦と6月28日開催の第22節・横浜FC戦で勝利を収めて今季二度目の連勝を果たした。しかし、その後第23節では柏に0-1で敗れている。ここまでリーグ戦23試合を終えて得点数は『24』と決して芳しくない。ただ、それ以上に気になるのは、15位・清水、20位・横浜FMと並び、リーグワースト2位タイの32失点のほうだ。
柏戦は7月5日開催で、天皇杯3回戦までには日程にブランクがあるが、この試合後には中2日でホームでの第24節・浦和戦が控えており、今季から指揮を執る松橋 力蔵監督がどのようなマネジメントでこの連戦に挑むのかが注目される。6月18日に味の素スタジアムで行われた天皇杯2回戦・金沢戦は公式戦5連戦の2試合目だったこともあり、直近の試合からスターティングメンバーを全員入れ替える完全ターンオーバー。6月7日に浦和から期限付き移籍加入した長倉 幹樹がFC東京デビューを遂げたほか、負傷から復帰したバングーナガンデ 佳史扶も今季公式戦初出場となった。
その金沢戦は、序盤から主導権を握って試合を進める中、32分に仲川 輝人のアシストから佐藤 恵允が先制ゴールを挙げると、佐藤 恵允は44分にも野澤 零温のクロスに合わせて追加点を奪う。さらに85分、俵積田 晃太のシュートのこぼれ球から長倉 幹樹の加入後初得点で3点目を決め、89分に失点を喫したものの3-1で勝利している。
本拠地で待ち構える大分は、現在J2で6勝9分8敗の勝点27で12位。5月31日の第18節・甲府戦での勝利を最後に、6戦未勝利という厳しい状況が続いている。23試合を終えて失点数は『23』とまずまずだが、課題は攻撃面。得点数は、17位・富山と19位・山口の『19』に次いで、リーグで3番目に少ない『20』となっている。チャンスビルティング数は徐々に改善されているものの、決定機を逃す場面が多い。6月24日に岡山から完全移籍加入したグレイソンが直近の第23節・鳥栖戦で大分デビューして圧倒的な存在感を示したが、勝利には至らず、リーグ戦は2連敗中だ。
そのグレイソンは岡山で天皇杯2回戦・北九州戦に出場しているため、大分では出場できない。また大分は現在、守備陣に負傷離脱者が多発しており、鳥栖戦にも急造布陣で臨んだばかり。そこから中3日で迎えるこの試合にも厳しい台所事情がのしかかりそうだが、ここを乗り越えればリーグ戦の中断期間に入る。総力を出し切って勝利を収め、閉塞感を打破したいところだ。
カテゴリーは違えど、ともにリーグ戦で苦戦中とあり、浮上のきっかけをつかみたい一戦。FC東京のエンリケ トレヴィザンは負傷中とあって今回の古巣戦までの復帰は難しいと見られるが、大分で活躍した森重 真人と東 慶悟がひさびさに懐かしいスタジアムでプレーする可能性を、大分のサポーターたちも楽しみにしている。
[ 文:ひぐらし ひなつ ]
105 大分トリニータ 1.webp)