中断期間に入ったあと、広島は長期間のオフを取ってからトレーニングを再開した。東アジアE-1選手権に臨んだ日本代表に選出されてタイトなスケジュールを戦ってきた選手たちもしっかりと心身を休めることができたようで、川辺 駿は「だいぶリフレッシュできたので、またしっかりと良い準備をしたい」と話し、7月29日のトレーニングに臨んでいる。
オフ明けは初日からゲーム形式の練習メニューも組まれ、オンとオフのメリハリをハッキリとつけるところがミヒャエル スキッベ監督のやり方。荒木 隼人は「ちゃんと準備してきたので大丈夫です」と言い、8月から再開する戦いに向けてスイッチを入れ替えている。
「ここからは本当にすべての試合がタイトルの懸かった試合になってくる。去年はここから上がって最終盤に失速してしまったので、まずはしっかりまた上がっていけるように。天皇杯もルヴァンも勝ち上がっていって、リーグでもこの2カ月で優勝争いにグッと近づけるようにしたいと思っています」(荒木 隼人) 広島は9月に開幕するAFCチャンピオンズリーグエリートへも参加するため、これから4つの大会を戦うことになる。カップ戦で勝ち上がれば勝ち上がるほどスケジュールはタイトになっていくが、指揮官も選手も望むところ。まずは6日の清水戦に勝って勢いに乗っていきたいところだ。
清水はJ1第24節の横浜FC戦に2-0で勝ち、リーグ戦6試合ぶりとなる白星をつかんで中断を迎えることができた。その試合後に秋葉 忠宏監督は「おそらく、8月はケガ人が相当数帰ってきます。もう一度、競争力を高めて、我慢のときを経て、反攻態勢に入りたい。必ず、良い中断期間にして、ここから上昇できるように全員でやっていきます」とコメントしている。
勢いに乗る勝利をつかみたいのは清水も同じ。相手の本拠地での対広島2連戦という難しいシチュエーションになるが、一丸となって結果を出すことができればチームの一体感が急速に高まり、上昇気流に乗っていくことができるだろう。
8月6日は世界平和を祈る日として広島県が制定した『広島平和記念日』。2025年は被爆80年の節目となり、6日8時から平和公園では平和記念式典が行われ、広島各地で平和を祈る催しが展開される。Eピースでも平和への思いを胸に、最後まで熱く戦い抜くゲームを期待したい。
[ 文:寺田 弘幸 ]
