攻撃陣では特にジュニオール ドゥトラ、カルリーニョス ジュニオの2トップの相性の良さが新たな発見となった。
「またカルリーニョス選手と試合に出る機会があれば、もっと良くなると思うし、2人ともブラジル国籍で若いときからのサッカーのスタイルが一緒なので、これからチームにとっても良くなると思う」(ジュニオール ドゥトラ)と、このパフォーマンスを継続すれば今節も……という期待感がある。
また、前節の試合後「3バックが今後に向けてベースになるのか?」という質問にピーター クラモフスキー監督は「ドッチモドッチモ」と日本語で答え、続けて英語で「4バック、3バックであろうと、自分たちのサッカーをすること、自分たちのゲームをすること。自分たちのサッカーを相手に仕掛けていきたい」と質問をかわした。前節はケガ人、過密日程、そして立田の欠場などさまざまな要因があったため、やむなく3バックにしたという側面もあるが、少なくとも今節は立田が戻ってくる。システムを4バックに戻すのか、それとも良い流れを継続するために3バックで戦うのか。13年以来勝利のない苦手の浦和に対して、どのように挑むのかに注目だ。
一方の浦和は前節、川崎Fと対戦した。序盤は主導権を握って攻撃していたが、37分に山根 視来に先制ゴールを許し、さらに山根に追加点のチャンスを与えるが、なんとか抑えてハーフタイムに突入。仕切り直しとなった後半だが、50分に小林 悠にゴールを決められてしまう。西川 周作が、「後半に入って立ち上がりに失点してしまったことによって、自分たちが前に前にとなって、出ていったところにうまくパスを回されたなという感覚があります」と言うように、この失点が決定的なダメージとなった。アディショナルタイムにレアンドロ ダミアンにもゴールを決められて、3失点を喫している。
また、攻撃陣も無得点に終わっている。「最後の仕留める部分だったり、ラストパスの精度だったり、クオリティーのところで少し慌ててしまったという部分がある」と西川は振り返る。浦和は6敗のうち4試合が無得点に終わるなど、劣勢の試合になると攻撃陣が不発に終わることが多い。それだけに先制点を奪うことが大事になる。ただ、清水との前回対戦では終盤に追いつかれて1-1のドローになっており、こうした取りこぼしにも注意しなければいけない。
[ 文:田中 芳樹 ]

