「さまざまな方々のご尽力によって、2021年もJリーグを開催できることに喜びを感じますし、いろんな方々に感謝をしながらゲームをしたいなと思っています。コロナ禍でいろんな制限がある中でも支えてくださっている方たち、楽しみにしてくださっている方たちの期待に応えられるよう、勝点3を追い求める姿を見せたいなと思います」(城福 浩監督) 「2021年もまだコロナ禍の状況ですけど、延期もなく開催されることはさまざまな方のご尽力があってのことだと思います。日本国民がコロナ禍で窮屈な生活を強いられている中で、少しでも人々の気持ちを活気づかせる、発奮させるようなものがスポーツなんだ、サッカーなんだ、Jリーグなんだ、というふうに伝わるような戦いを見せなければいけないという思いでいます」(手倉森 誠監督) ワクワクして新シーズンの開幕の日を待っていたファン・サポーターのハートを揺さぶる好ゲームを期待してよさそうだ。
4年目の指揮を執る城福監督は今季、プレシーズンの最初から新しいシステムにチャレンジしてきた。ディフェンスラインは4選手で構成され、ジュニオール サントスが加入した前線はとても流動的だ。攻撃の厚みを出すために、変幻自在にゴールへ迫るためにトライしてきたシステムについて城福監督は「まだ手探り状態ですが、開幕戦がゴールではない」と言い、「もちろん開幕戦に勝点3を取るためにやれる限りの準備をしますけど、われわれがやろうとしていることのメリットを出すことを意識して準備したいと思います」と話した。
8年ぶりに仙台の指揮を執る手倉森監督は、「選手たちの意志と意欲にはものすごく満足している」とプレシーズンの手ごたえを口にし、東日本大震災から10年目のシーズンに強い決意を口にした。
「2011年の開幕は広島さんと広島で試合をしています。節目の10年目でまた広島さんと開幕戦をやるので、仙台のサポーターの方々はあの当時のことを思い出すようなシチュエーションになると思う。懸命に勝利に向かってタフにたくましい姿を見せて、今年のベガルタ仙台の可能性を示すゲームを見せられればなと思います」 城福体制4年目の広島。第二次手倉森体制が始まる仙台。どちらも新たなプロジェクトの下でこれからチームの攻守を構築していく段階にあるからこそ、開幕戦の持つ意味は大きなものになる。勝利をつかみ取って前進していくのは広島か、仙台か。27日のエディオンスタジアム広島は、両チームの期待と不安が入り混じった緊張感のある中でキックオフの笛が鳴り響く。
[ 文:寺田 弘幸 ]