神戸の中断期間前最後の試合となったのは7月21日に行われた第22節・G大阪戦。チーム総得点の半分近くとなる15得点を挙げていた古橋 亨梧がセルティック(スコットランド)に移籍して迎えた一戦に多くの注目が注がれた。三浦 淳寛監督が採用したのは、好調を持続しているドウグラスと第2節以来の先発となった田中 順也の2トップ。19分にパトリックに先制ゴールを許したが、27分にドウグラスが初瀬 亮の左CKを頭で決めると、その4分後には酒井 高徳のクロスを田中が決め、2-1で勝利を飾った。
三浦監督は「今日が難しい試合になることは当然ながら選手たちにも伝えていました。ただ今季の目標を達成するためには、自分は今日の試合、アウェイだけれどG大阪相手に勝点3を取ることが間違いなく関わってくるということ、それくらいの覚悟でやってほしいとミーティングで伝えていた。そのとおり選手たちは理解して頑張ってくれた」と評価した。
神戸はここ7戦で5勝2分と好成績を収めたまま中断期間に突入。7月27日にメディア向けに公開された練習では、7月3日の第21節・湘南戦で負傷交代したアンドレス イニエスタも元気な姿を見せており、中断明けから戦列復帰することが視野に入っている様子だった。目標として掲げるAFCチャンピオンズリーグ出場権獲得へ向け、さらに士気高く臨むことになる。
一方の柏は勝点20で16位につける。J2降格圏の17位・徳島と勝点で並んでおり、1つでも順位を上げていきたいところだ。中断前最後の試合となったのは7月11日の第22節・鹿島戦。当時公式戦で7戦無敗だった鹿島相手に攻守で見せ場を作り出していく。53分にクリスティアーノが先制ゴールを挙げ、わずか4分後にペドロ ハウルも決めた。終盤に失点を喫したが、粘り強い戦いで強敵を打ち破ることに成功している。今夏には一部主力が移籍したものの、浦和から武藤 雄樹という実力者を獲得し、巻き返しを虎視眈々と狙っている。
両者のリーグ戦における第1ラウンドは5月26日に行われた第16節。神戸が2-1で勝利を収めているが、当時から神戸は古橋、柏は江坂 任らが移籍し、採用するフォーメーションも異なる。中断期間中の上積みも含めて両雄がどんなマッチアップを繰り広げるのか。三浦監督、ネルシーニョ監督の戦術的駆け引きにも興味が注がれる一戦となる。
[ 文:小野 慶太 ]
