前節、福岡とのアウェイ戦に臨んだC大阪は、今季から加入したアダム タガートに待望のリーグ戦初ゴールが生まれたが、1-1で迎えた90+6分に決勝点を献上。劇的な幕切れで勝点を失う、ダメージの大きな敗戦を喫した。それでも、福岡戦から中2日で行われた鳥栖との天皇杯ラウンド16では、見事なリバウンドメンタリティーを発揮。守備時は5バックで相手の幅を使った攻めを抑えると、カウンター中心となった攻撃では清武 弘嗣のスルーパスから加藤 陸次樹がゴールを決め、1-0で勝利。福岡戦のショックを払しょくするとともに、今節に臨む上でも大きなエネルギーを得た。もっとも、再び中2日で今節を迎えるため、多少なりとも疲労は残っているだろう。レヴィー クルピ監督の選手起用も今節のカギを握る。また、堅守速攻の戦い方を徹底できた鳥栖戦とは異なり、今節は自分たちがボールを握る展開も予想されるだけに、守備でのリスク管理とともに、ボール保持から得点を奪い切る攻撃力が求められる。
対する横浜FCは、この夏に大型補強を敢行。残留へ向けて執念をのぞかせると、再開初戦の前々節・名古屋戦を2-0で勝利。敵地に乗り込んだ前節・仙台戦も粘り強く戦いスコアレスドローと、着実に勝点を積み重ねている。勝利を収めた名古屋戦では、松尾 佑介が2得点に絡む活躍を見せて貢献。また、守備では2試合を通じて、新加入のGKスベンド ブローダーセンが素晴らしいセーブを連発。今節も勝点3をつかむためには、先に点を与えないことはマスト。中断期間に取り組んだ守備の部分でしっかりと相手の攻撃をしのぎつつ、スキを突いて速い攻撃から先制点を狙いたい。フェリペ ヴィゼウにサウロ ミネイロ、新たなブラジル国籍FWの来日初ゴールも待たれる。
リーグ戦はまだ約3分の1を残しているとはいえ、ここからの一戦一戦が持つ重みは非常に大きい。最下位の横浜FCはもちろん1試合も無駄にはできず、C大阪も今節勝てなければクラブワーストに並ぶ12試合未勝利となる。それだけに、両チームが勝点3を目指して最後まで激しくぶつかり合う、熱戦必至の一戦になることは確実だ。試合後に笑うのは、果たしてどちらか。
[ 文:小田 尚史 ]


