札幌は先週末、JリーグYBCルヴァンカップCグループ第3節で京都と対戦する予定だった。しかし、対戦相手の選手、スタッフに新型コロナウイルス感染症の陽性者が出た影響で中止になった。
札幌は3月19日にリーグ前節でC大阪と対戦。札幌もトップチーム関係者に新型コロナウイルス感染症の陽性判定が出てしまい、欠場を余儀なくされる選手がいる難しい状況だった。そんな中、前半にビルドアップでのミスから失点。62分にも自陣でのまずいミスから失点を喫するなど、試合運びを難しくさせる要素が複数生まれてしまったものの、粘り強く戦ってドローへ持ち込んだ。開幕から5戦続けて引き分けとなり、勝ち切れない状況が続いているが、前節にフォーカスすれば難しいアウェイゲームで勝点1をつかみ取ったというポジティブな見方をするべきだろう。
一方、積雪量もかなり減少してきた4月の札幌市内に乗り込む浦和。2週間前に行われた前節・磐田戦は、敵陣深くからの積極的なプレスで相手のミスを誘うと、8分に犬飼 智也、11分にキャスパー ユンカーが得点を奪って完全に主導権を奪う。37分にはアレクサンダー ショルツのPKで3点目。ホームサポーターの拍手を受け、チームは力強く躍動していた。
そしてホームスタジアムをより盛り上げたのが、この試合がJリーグデビュー戦となった新外国籍選手・ダヴィド モーベルグだ。チェコの名門であるACスパルタ・プラハから加入したアタッカーは出場してわずか3分で高いドリブルセンスを披露し、加入後初ゴールをゲット。その後もハイレベルなプレーを見せ、今後のさらなる活躍を予感させながら、4-1での勝利に貢献している。
さて、そんな両チームの対戦で焦点の1つとなるのは互いのプレッシングだろう。どちらも相手のミスを待つのではなく、アグレッシブにボールを奪いに走り、より高い位置で奪ってゲームをコントロールしようというスタイルであると同時に、しっかりとビルドアップをしながら戦況を整えていくタイプだ。プレッシングと、それを外そうとするビルドアップの攻防が両陣地で繰り広げられ、見ごたえたっぷりのボールゲームになるはずである。
どちらも日程的な部分では余裕があり、選手たちは試合に飢えていると評せるかもしれない。両チームが意欲的かつ、元気に走り回るハイテンションなバトルが期待できる。試合は4月2日の19時にキックオフされる。
[ 文:斉藤 宏則 ]

