宮城 天はU-21日本代表候補合宿に参加し、練習試合に出場するなど、刺激を受けて帰ってきている様子。何より、1カ月以上ぶりとなる等々力陸上競技場での試合だ。“フロンターレロス”だったサポーターに、“これぞフロンターレ”という試合を見せたい。
相手は福岡。昨季、公式戦43試合ぶりの敗戦を喫したチームであり、決勝点となったジョルディ クルークスの素晴らしいシュートを覚えている方も多いだろう。リーグ最少失点タイを誇る守備は、まさに“堅守”といっていい。前 寛之が中盤でコンパクトな陣形を保ちながら、奈良 竜樹ら最終ラインの選手が力強くはね返す。宮 大樹が10日の練習で別メニューだったという情報もあるが、ドウグラス グローリも遜色ないプレーを見せており、不安は少ないか。ここ3試合で3得点と結果を残している山岸 祐也、前々節・FC東京戦で加入後初ゴールを含む2ゴールを記録したルキアンらも勢いを持っているだろう。
この試合では脇坂が前節披露した『ズィーヤ』ポーズを持ちギャグとするお笑いコンビ、コウテイが来場予定。『かわさき一日献血大使』として、始球式も務めるという。脇坂が得点を奪えば、会場は大いに盛り上がりそうだ。
また、昨季の等々力陸上競技場での福岡戦で先制点を奪い、3-1の勝利に貢献した遠野 大弥にも注目したい。一昨季は川崎Fからの期限付き移籍で福岡に在籍して2ケタ得点をマーク。チームのJ1昇格に大きく貢献していた。昨季に続き福岡を相手にゴールを決められるか。運動量と球際でのバトル、それに左右両足で放つ強烈なシュートで、古巣を相手に“恩返し弾”を見舞えるか。1点を決められれば、川崎Fのペースに持ち込めるはずだ。
福岡としては無失点の時間を長くしつつ、川崎Fを沈める一撃を狙いたい。勢いに乗れば、FC東京戦のように5得点を奪う試合もあった。ここ4試合負けなしと好調を維持しているだけに、上位撃破の準備は万端といったところか。
試合は14日16時キックオフ。どちらが先手を奪うかに注目して見てみたい。
[ 文:田中 直希 ]


