札幌の前節は敵地で柏に0-1で敗戦。3分に相手DFのロングキックで決定機を作られてしまい、早々に失点すると、そこからはボールを保持して攻撃を仕掛け続けるも、柏の堅い守備にはね返されてしまい、なかなか崩せず。そしてそのままタイムアップを迎えてしまった。
札幌は4戦未勝利となったが、3戦続けて無得点となってしまったことも苦しいところである。ペトロヴィッチ監督の下で攻撃的なサッカーを継続しているだけに、勝ち切れない悔しさはもちろん大きいだろうが、得点を奪えていない悔しさも計り知れない。なんとか1つ良い形で得点を奪って、流れを変えたいところだろう。
一方、真夏の北海道に乗り込む名古屋は、前節・川崎F戦が新型コロナウイルス感染症の陽性判定者が出た影響で中止となった。直近のリーグ戦は7月10日の前々節・清水戦で、これを0-2で落としている。堅い守備ブロックを敷いてうまく戦っていたが、38分に失点を喫すると、後半は攻撃のパワーバランスを高めたが、88分に退場者を出し、追加点も与えてしまった。
ただし、今節の名古屋は複数の新戦力が登場する可能性がある。福岡から重廣 卓也、湘南から永木 亮太、重慶(中国)に所属していたレオナルド、FC東京から永井 謙佑と実績のある選手が夏の移籍期間で加わっている。とりわけ永井は昨季まで長谷川 健太監督の下でプレーをしていたとあって、極めて即効性の高い補強と評せる。チーム力がアップしていることは間違いない。
さて、そんなチーム同士の対戦だが、互いのスタイルがしっかりかみ合う戦いと言っていいだろう。札幌はボールを保持しながら相手の守備にスキを作り出し、そこを一気に強襲していく。名古屋は手堅い戦略を採りながら相手を引き込み、スピードのあるアタッカーが背後を虎視眈々と狙うやり方。名古屋にしてみれば札幌のようなスタイルは策が機能しやすいと言えるが、札幌は3試合連続無得点とはいえ相手守備網を強引にこじ開ける攻撃力は間違いなくある。このあたりの攻防は非常に見ごたえがありそうだ。
試合は14時キックオフ予定だ。
[ 文:斉藤 宏則 ]