柏は前節、アウェイで福岡と対戦。相手の堅い守備に対して、なかなか決定機を作り出せぬまま試合が進むと、終盤に決勝点を許して今季初黒星を喫した。ネルシーニョ監督は「戦術的に狙った形はいくつか作ることもできた」と振り返りながらも、結果が出なかったことを悔やみ、細谷 真大は「前半のところで自分たちが仕留めることができていれば違った展開になったと思う」と話した。
今週水曜日にはJリーグYBCルヴァンカップが開幕し、柏はホームで鹿島と対戦。福岡戦と同様に先制点を与えてしまうが、90分に細谷が同点ゴールを挙げて、勝点1をつかみ取った。今季は公式戦未勝利が続くが、古賀 太陽は「今日に関しては負けなかったことをポジティブに捉えるべきだと思う。ほかにも何回か危ないシーンがあったが、そこで耐えられたことも前向きに捉えてやっていける部分。勝てていない状況は続いているが、悲観的になり過ぎずに前を向いてやり続けるしかない」とコメント。落合 陸やモハマド ファルザン佐名、山本 桜大といったルーキーが好プレーを披露したことも明るい要素で、チーム全体に追い風をもたらすだろう。
対名古屋を考えると、やはり相手の強力な攻撃陣によるカウンターには注意したいところ。「マイボールになったあとの動かし方や時間の使い方はリーグでもずっと課題としている部分。奪ってから失うまでの時間がかなり早い」と古賀が話すように、中途半端なミスから相手に主導権を握られる形は避けたい。「状況に応じて変化を起こさないといけないし、攻撃に関してはリアクションになってはいけない」(古賀)というルヴァンカップDグループ第1節・鹿島戦での教訓を生かし、ホームで今季初勝利をつかみ取れるか。
対する名古屋は前節、アウェイで鳥栖と対戦。両チームのGKが好セーブを見せたこともあって締まった試合となる中、83分にセットプレーの流れから失点。リーグ初黒星を喫し、長谷川 健太監督は「鳥栖の選手のほうが運動量という部分、勝負に対する気迫という部分でわれわれよりも上回っていたと思う。移動もあって万全のコンディションではなかったかもしれないが、そういう中で勝点3を取れるようなチームになっていかないと、今季は上位を望むことができない」と試合後に総括した。
中3日で迎えた今週水曜日のルヴァンカップCグループ第1節・神戸戦では鳥栖戦から引き続き6名が先発し、2-0で勝利。「良いスタートが切れた」と長谷川監督も評価し、今季ここまでのリーグ戦で先発機会がなかった酒井 宣福が2得点を挙げたことも明るい材料だ。取り戻した勢いそのままに、リーグ戦3勝目を挙げることができるか。
三協フロンテア柏スタジアムでのこの一戦は、直近4試合は名古屋が1-0で勝利を収めている。今節はどちらに軍配が上がるか。3月12日15時にキックオフの笛が鳴る。
[ 文:藤井 匠 ]
