札幌は前節、アウェイで浦和に1-4で敗戦。34分に中村 桐耶が退場処分を受けて数的不利となりながらも、強固な守備を披露したが、68分にカウンターからゴールを割られると、PKも献上して0-2に。1失点目の直後に浦和にも退場者が出ていたことで一時的に流れを引き寄せ、菅 大輝の得点で1点差に詰め寄るも、そこから2点を奪われてしまった。
直近の公式戦は19日のJリーグYBCルヴァンカップAグループ第4節・鳥栖戦で、4-1と快勝している。立ち上がりにスパチョークが巧みに流し込んで先制すると、同点とされて折り返した後半立ち上がりに再びスパチョークが得点。その後は菅、ミラン トゥチッチがネットを揺らして、グループ2位同士の直接対決を見事に制した。
一方、4月末の北海道に乗り込む福岡の前節はアウェイで新潟に2-3で敗戦。縦にも横にもコンパクトな陣形で相手に好機を与えず、素早い攻撃から前半のうちに2点を先行する申し分のないサッカーを演じていた。しかし、後半開始早々に失点を喫すると、次第に押されるようになり、終了間際に立て続けに2ゴールを許して痛恨の逆転負けを喫した。
福岡の直近試合も19日のルヴァンカップ。ホームで鹿島を迎え撃ち、序盤に城後 寿の得点で先制。一度は同点とされたが、終了間際に途中出場のウェリントンが決めて、2-1で勝利。Dグループの首位に浮上している。
さて、そんなチーム同士の対戦だが、焦点となるのは中盤でのハードワークだろうか。札幌も福岡も豊富な運動量をベースにしており、球際でのプレー強度を高めて相手に圧力を掛けていく。差異を見いだすとすれば、札幌はマイボールにしてからテンポよくショートパスをつなぎ、アタッカーを走らせるやり方だが、福岡はダイレクトかつダイナミックに前方の選手にボールを渡して、彼らにこじ開けさせるパワフルな仕掛けが目立つ。
いずれにせよ、そうした攻撃に移る前のセカンドボールの拾い合いがカギとなり、ここで上回ったチームが試合全体でも優位に立つことは間違いないだろう。互いに意欲的にボール、相手陣へと足を動かし合う、エネルギッシュなゲームになりそうだ。
[ 文:斉藤 宏則 ]

