リーグ戦34試合の約3分の1を終え、新潟は13位、柏は16位。両者の勝点差は『2』。勝って順位をひっくり返したい柏と、突き放したい新潟が浮上のきっかけを探る一戦となる。
両者は今季のJリーグYBCルヴァンカップで2試合を戦い、1勝1敗。新潟のホームで行われたルヴァンカップDグループ第3節は、松田 詠太郎と小見 洋太の得点で新潟が2-0で勝利を収めた。柏のホームで行われた第4節は点を取り合うシーソーゲームに。武藤 雄樹の得点で柏が先制するが、新潟は松田、谷口 海斗のゴールで逆転。しかし、細谷 真大が決めて同点に追いつくと、最後は山田 康太が決勝点を決めて、柏が3-2で勝利している。
今季三度目の対戦は、実戦に基づき、互いに分析が進んだ状態で迎えることになる。
新潟はリーグ戦3連敗中。前節・横浜FC戦は前々節・FC東京戦から先発10名を入れ替えて臨んだが、0-1で敗れた。複数失点に悩み、未勝利だった横浜FCはそれまでの4バックから3バックに変更。勝利のため、手段を変えてきた相手の勢いにも呑まれた。「良い形で進入はできていたが、最後のダメージを与えるところにボールがなかなか入っていかなかった」と松橋 力蔵監督が振り返った点は、ここ数試合続いている攻撃の課題だ。
中3日で臨む今節もスタメンの大幅な入れ替えが予想されるが、伊藤 涼太郎を中心とした攻撃陣がゴールに向かう迫力を取り戻せるか。前節で常に相手の背後を狙う姿勢を見せ続けた小見 洋太など、勝利への執着心を表現できる選手の起用も期待したい。
柏は前々節・京都戦からスタメン2名を替えて、前節・湘南戦に臨み、2-1で勝利。4試合ぶりの白星を獲得した。先制点を挙げたのは、ここ4試合で3得点と好調のマテウス サヴィオ。オフサイドラインギリギリで背後に抜け出し、仕留めた。その後、セットプレーで追いつかれたが、細谷が勝ち越し点を決めて突き放した。柏の挙げた2得点は、いずれも自陣からの長いボール一発で抜け出した形。駆け引きや1対1の強さでシンプルに勝てる前線のタレントには、新潟の守備陣も警戒しなければならない。
今節はゴールデンウィーク最終日の5月7日に開催されることもあり、デンカビッグスワンスタジアムに隣接する広場『スワンパーク』では新潟県内の特産品ブース出店や、『名探偵コナン』の撮影会など、特別企画が盛りだくさん。キッズパークには、キングアルビくんのふわふわドームも登場。カナールステージ『ミヨッテ』では、ご当地アイドル・Negiccoのトーク&ライブ、新潟OBの成岡 翔さんと端山 豪さんによるトークショーも予定されている。グルメやイベントで気持ちを盛り上げて、試合観戦も楽しめる1日となるはずだ。
連敗脱出で再び上昇気流に乗りたい新潟と、今季初連勝で勢いを出したい柏。注目の一戦は14時キックオフだ。
[ 文:野本 桂子 ]

