ホームの京都は勝点20で15位につける。前節はアウェイでG大阪に0-1で敗れた。6連敗と苦しい時期を過ごしたあと、2勝1分と復調の兆しを見せていた中での敗戦。思うようにプレスが掛からない展開の中で我慢強く戦っていたが、後半に得点を許してしまい、これが決勝点となった。シュート数では相手を上回ったが、枠内シュートが少なく、終了間際のラストチャンスもポストの外側に当たっている。シュートまで持ち込むことと同時に、決定機での質を高めることも重要だ。2試合連続で3トップの中央で先発している一美 和成は「名古屋は技術があり強度も高いが、そこでは負けられない。攻撃で自分の特長であるポストプレーから、ペナルティーエリアへ入っていく回数を増やしていきたい」とイメージを描いている。
アウェイの名古屋は勝点39で3位。前節は首位を走る横浜FMとホームで対戦して、2-2のドローに終わっている。8分に相手陣でボールを奪ったところから、最後は永井 謙佑のミドルシュートが相手DFに当たって先制点を奪った。その後、前半のうちに逆転されるも、後半開始直後にマテウス カストロの折り返しをキャスパー ユンカーが押し込んで同点に追いついている。注目の上位対決で勝点1を分け合う結果に終わっただけに、今節は勝点3を積み上げたいところだ。
水曜日には天皇杯3回戦で仙台と戦い、PK戦の末にラウンド16進出を決めている。この試合も地元での試合で、今節の舞台となる京都も比較的近場と、移動の負担は最小限だ。ただ、仙台戦は多くの主力選手を起用して、120分を戦っている。水曜日に試合のなかった京都と比べてコンディション面での不利は否めず、さらに前線の一角を務めてきた永井が出場停止となる。これらがどう試合に影響するか。
両チームの前回対戦は第2節。名古屋が永井のゴールにより、接戦を制している。京都は、敗れはしたが完敗だった開幕戦からの立て直しには成功し、その後の3連勝への足がかりを作った。昨季のリーグ戦では2戦2分。今回も手に汗握るゲームが期待される。
暑さがぐんぐんと増している京都。試合当日も日中は最高気温35℃という予報で、キックオフを迎える19時台も、気温は下がるが日中の熱が残っている可能性がある。Jリーグは夏季期間(7月14日~8月27日)となる今節から飲水タイムを原則実施することになった。
また、16日は日本三大祭の1つである祇園祭の中でも、夕方以降に人手が多い“宵山”の日でもある。ほかにも今週末の関西圏はさまざまな大型イベントが実施される予定で、スタジアムへ向かう電車の発着駅となる京都駅は人の混雑やコインロッカーの空き状況などが、通常の日曜日以上のものとなることが予想される。特に遠方から来場される方は、余裕を持って動くことをおすすめしたい。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

