ホームの京都は勝点33で15位。前節はアウェイで鳥栖に挑み、先制点を奪われながら、原 大智と豊川 雄太のゴールで一時は逆転に成功したが、後半アディショナルタイムに退場者が出たあとに2失点を喫し、2-3で敗れた。
中断期間はハードなトレーニングをこなし、前節のショッキングな敗戦を払しょくしようとしてきた。金子 大毅は「チームとしての積み上げとともに、モチベーションも高めてきました。良い練習ができています」と話す。また、8月にあった3週間の中断期間明けの第22節・柏戦(0●1)でチームとして良い戦いができなかったことについても、「前半の入りから、相手に主導権を握られてしまった。技術うんぬんよりも気迫などで負けていた印象がある。今回の湘南もすごい気迫で挑んでくる。あの二の舞は踏まない」(金子)と闘志を燃やしている。
アウェイの湘南は勝点24で17位。前節はアウェイでC大阪と対戦し、2-0で勝利。終盤に鈴木 章斗がCKからヘッドで均衡を破ると、終了間際には大橋 祐紀が左足で豪快な追加点を決めた。9月の4試合で勝点7を積み上げ、良い流れで3週間の中断期間に入ったが、山口 智監督は前節終了後に「日程のことは考えても仕方がありません。逆にこの勝ちをどうつなげるか。準備する期間があると思って、前向きに捉えています」と話した。最下位・横浜FCとの勝点差は『1』と予断を許さない状況なだけに、万全の準備を行い、勝利を目指す。
注目されるのは両チームのストライカーだ。京都の原と湘南の大橋は、ともに8月以降の8試合で5得点と高い得点力を発揮している。原は7月に欧州から日本へ戻ってきて、「コンディションもどんどん上がってきています。それを湘南戦の勝利につなげたい」と意欲的だ。大橋も開幕戦のハットトリック達成後は苦しんだが、ここに来て調子を上げている。今節でチームやサポーターに歓喜をもたらすのはどちらか。
また、京都の山﨑 凌吾、松田 天馬、金子、三竿 雄斗はかつて湘南でプレーしており、曺 貴裁監督とともに古巣対戦となる。三竿は「初めてプロでお世話になったクラブ。3年間所属して、本当に思い入れがあるし、湘南での日々を経て、いまの自分があります。感謝はあるけれど特別に力を入れるのではなく、やるべきことに集中して、京都のために戦います」と心境を話している。湘南には曺 貴裁監督の指導を受けた選手がおり、昨季同様に成長した姿を見せたい思いがあるはずだ。山口監督も現役時代の最後に所属したのが京都という接点がある。
前節まで京都はナイトゲームを戦ってきたが、今節からデーゲームへと移行する。当日はハロウィン企画でさまざまな催し物が展開されており、少し早めに来場して、試合までの時間を楽しむこともお薦めしたい。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

