先制点と同じ状況で2点目を決めた広島。4-1の白星を飾る
東京ヴェルディ
サンフレッチェ広島
監督
今日は本当に90分以上、素晴らしいパフォーマンスを見せたと思います。前半からたくさんチャンスを作れたと思っていますし、後半さらに増えたと思います。全体的なパフォーマンスは非常に満足しています。 今日は(海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱することが決まった川村)拓夢が最後の試合になりました。その中で非常に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたと思います。ヨーロッパに行くだけの選手がいるクオリティーは見せられたと思いますし、ここで学んだことを次のクラブで生かしてさらに強くなっていってほしいと思います。これから先のキャリアで素晴らしい挑戦を引き続きやってほしいなと思っています。 --移籍を控えた川村選手は今日の試合をプレーしない選択肢もあったかと思うのですが、90分間プレーした意図は?前日練習のときに彼に直接聞きました。少し考えたあとに「勝ってお別れをしたい」ということを言っていました。 --前線の選手が得点を取れるようになった理由は?ピエロス(ソティリウ)とドグ(ドウグラス ヴィエイラ)に関して言えば、本当に健康になってきたということが挙げられると思います。2人とも素晴らしい才能を持つストライカーですし、彼らが元気でいればこういう結果を出せると思っています。(加藤)陸次樹に関して言えば、今まで良いチャンスまで作っていたけれど点が取れなかった。それも時間が経つにつれて解消できていますし、調子を上げて点を取れるところまでできたと思います。 それと同時にそのほかの選手、マコ(満田 誠)も調子を上げてきていますし、2人のブラジル人(エゼキエウ、マルコス ジュニオール)に関してもフィットしてきているので、これからも非常に魅力的な攻撃陣で攻撃的なサッカーができるんじゃないかと思います。
東京ヴェルディ
監督
フィジカル的なところと、バトルの中やスピードが上がった中でのスキルの精度については、多少われわれも(広島と)差があると把握して入った。それをチームとして防いでいきながら、多少オープンになったところでわれわれらしくプレーできるかが勝負どころだと思っていた。 前半開始早々のFK、後半最初のCKでやられてしまっていては、この力の差を埋めるのが難しくなったと思う。そのあたり、自分がアプローチし切れていないことを感じたし、この悔しさやトップレベルの差を受け入れて、はい上がっていく。それがわれわれらしさ。次に向けてこの反省を生かしたいと思う。 --ハーフタイムに2人代えた。後半に強度が落ちないのがずっとやり続けてきたことだったと思うが、後半の頭の1失点は痛かったと思う。そこから差を広げられた理由についてどう捉えているか?現在の実力どおりの差だと思う。5点目が入ってもおかしくなかったと認識している。自分たちが前にかかっていた中で、相手のカウンターの精度の高さは認識しているが、いまのベストなメンバーを組めた状態でのこの差を受け入れざるを得ないと思う。 ゴールを奪われてから、相手も引いてくるところと前からプレッシャーを掛けるところのメリハリがすごくついて、攻めづらくなった。守備であれば対等に戦える、つなぎなら対等に戦えるというように、その差を詰めていかないと。主力がごっそりいないが、これがチームのいまの力だと思うので、謙虚に受け止めて、いまのメンバーで戦っていける準備をしたいと思う。 --相手との差で、一番感じたところは?1つ挙げるには難しいくらい、多くの差を感じた。1対1の個の力の差、力の出しどころ……絶対的な走力の差もあると思うが、いつ寄せるのか、いつハンティングするのか、それをした瞬間にどう攻撃のスイッチを入れるか。判断の早さを含めて、まだまだだと思うし、それならば失わなければいいというアプローチと、カウンターもできるようにしていく。あきらめることなく、一つひとつ前に向かうだけだと思う。
この結果がすべてじゃないか。特に前半の1失点目ですべてが決まった感じはある。集中していないわけではないので、改善しないといけない。 --相手のセットプレーに関しては?自信を持っているチームだという感じがあった。受けないことが大事だったと思う。 --1失点後は攻められる時間もあったが?すべて1点目が入ったあとからの話なので、なんとも言えない。 --得点につながったクロスの狙いは?(袴田)裕太郎が入ってくるファーを狙った。 --上位チームとの対戦を経て、何が必要だと感じたか?すべて。まだまだ、全然。
--広島と戦って感じたことは?強いっすね。学ぶことはいっぱいあった。 --感じた差は?今日のゲームに限っては、入りのところ。集中はしているけれど、冷静さに欠けていたというか……。そこで失点してしまうとゲームは難しくなってしまうのは正直なところ。ゴールではない部分でも違いはあった。(CB)3枚で戦う戦術理解度を選手たちがもっと高めないといけないし、守備のときには組織としてどこでどうやってスイッチを入れていくのか。どこをついていって、守り切るのか。攻撃では誰がどこのポジションに、どのタイミングで背後に動き出すのか。その理解度をもっと高めないといけないし、それが広島との差だった。 カウンターに関しては、攻撃しているときのリスク管理の部分で、アラートにしないといけないタイミングで少しルーズになったり、それが失点になることはあった。あらためて、どういう攻撃をしているときにどんなリスクがあるかを確認しないといけない。 --中2日でのアウェイ戦だった。後半に疲れも感じたが?そう見られてしまったのは仕方ないことだけど、疲れ以上に、もっとやるべきことはあった。広島のほうはパワーの使いどころを理解していた。対人では負けないとか、パワーを使うところを理解しているなど、ウチとの差はあった。
サンフレッチェ広島
MF 24
東 俊希
--3得点に絡む活躍でした。今日は回数が多かったぶん、2アシストという結果を残せたんですけど、ほかにももっと良いボールを上げないといけないシーンがたくさんあったので、全シーンで良いボールを上げられるように練習したいなと思います。 --ピエロス ソティリウとは息が合っている?やっぱりターゲットがでかいので、見えやすい。前に潜り込んでくれるので、めちゃくちゃ良いボールじゃなくても触ってくれるというのはすごくありがたいです。練習の成果もあると思います。お互いにやっぱり練習していると意識し合うと思うし、今日はセットプレーからピエロスが点を取ってくれて良かったです。 --チーム4得点目の場面はシュートを打ちたかったのでは?はい。良いボールが来たらシュートを打てたので、今日こそはという気持ちで準備していたけど、ズレちゃったから。ドグ(ドウグラス ヴィエイラ)からは「今季まだ点を取ってなかったから」って言われましたけど、「俺もだ」って言いました。次はドグのアシストを期待します。 --クロスからの攻撃が今後もチャンスになっていきそうです。最近はクロスを上げさせられている感じじゃなくて、ちゃんと意図を持ったクロスが上げられているので、それが良いと思います。
MF 8
川村 拓夢
--海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱することが発表されました。最後の試合をどんな思いでピッチに立ちましたか?正直、ピッチに立つかは迷いました。中途半端な気持ちで出ても、ケガのリスクもあるし、チームにも迷惑かなと思って1回監督と話したんですけど、最後はサンフレッチェのユニフォームを着てプレーすることを見せたかったですし、監督が(ミヒャエル)スキッベさんじゃなかったらいまの自分はないと思います。監督からも「最後まで戦ってほしい」と言っていただいたので、勝って少しでも上位との差を縮めたいと思って試合に出る決意をしました。 --試合が終わったときの気持ちは?泣く予定はなかったですし、僕自身、最後まで泣いていないです(笑)。本当に最後にこのスタジアムでプレーできて、最後にみんなと勝利できて、サポーターの方と喜び合えて良かったと思います。 --海外へ挑戦して、どんなプレーをしていきたいですか?僕の行くチームは僕のストロングな部分をチームのスタイルにしているので、より自分のスタイルを確立したりストロングな部分を伸ばしていくことが大事だと思っています。簡単に帰ってくるつもりはありませんし、厳しいこともすごく多いと思うのですけど、もがいて、もがいて、しっかりと成長していきたいなと思います。