福岡は前節で累積警告による出場停止だった田代 雅也、天皇杯3回戦・愛媛戦(0●2)での退場処分によって出場停止だった井上 聖也が出場可能となる。広島戦では3バックの左に入った森山 公弥が今季リーグ戦初出場を果たした。一方の東京Vは山田 楓喜が前々節・C大阪戦での退場による出場停止処分が今節まで継続。町田戦ではプレーメーカーである森田 晃樹が途中出場ながら明治安田J1第17節・札幌戦以来、6試合ぶりの出場を果たした。
福岡は2連敗中。リーグ戦での2連敗は今季三度目だが、3連敗はまだない。東京Vは前節で今季6つ目の敗戦を喫したが、連敗は一度もない。
広島戦を含めて攻守で大きな存在感を発揮している福岡の前 寛之は「東京Vはハードワークをベースとするチームなので堅い。またJ2からJ1への昇格初年度のパワーというものは、僕らも2021年に出した経験があるし、そこは警戒しなければいけない。僕らは2連敗しているがホームゲームなので、サポーターの力を借りながらなんとか連敗を止めたい」とコメント。
また、6月度のJ1月間優秀監督賞を受賞した長谷部 茂利監督も「東京Vは粘り強く戦えるチームだし、前の選手のクオリティーも高い。そういうチームを相手にわれわれがどれだけできるか。いつもどおり攻守においてのゴール前が大事になる。中断期間前の最後の試合だし、ホームゲームなので勝ちたい」と3試合ぶりの勝利で連敗を止め、良い流れの中で中断期間に入りたいとしている。
ハードワークをベースとする両チームだけに、動きの激しい攻守が連続する、緊張感あふれるゲームになることが予想される。その中でやはり前節の反省を踏まえれば、好機で決め切るという部分をどれだけ意識して、実践できるかが両チームにとって重要なポイントになりそう。そのためのボール運びをどういう形とするのか、どういう形のチャンスがゴールに結びつきやすいのか。それぞれ相手の特徴を分析した上で出した戦略がどんなものになるのかに注目したい。
今季一度目の対戦は互いに譲らず、スコアレスドローに終わっている。連敗を止めたい福岡と連敗回避を狙う東京Vによる今ゲームは、どんな結末が待ち受けているのか。
[ 文:島田 徹 ]


