ホームの京都は12勝9分14敗の勝点45で、現在15位。直近の第36節では川崎Fと対戦し、1-1で引き分けた。スコアレスで折り返した後半に先制点を奪われたが、79分にラファエル エリアスがPKを決めて追いつき、ドローに持ち込んでいる。シュート数で川崎Fの6本に対して京都は15本と倍以上のシュートを放つなどチャンスを多く作ったことは収穫だが、相手GKの好守もあって1得点にとどまった決定力では課題が残った。
他会場の結果も踏まえ、京都は第36節でJ1残留を確定させている。試合後、米本 拓司は「残留よりも、1つでも上の順位へ行くというフェーズだと思います。このチームは若いので、良い試合をして来年につなげて、なおかつ勝点を拾って1ケタ順位で終われれば、またステップアップしていけるんじゃないでしょうか」と話した。今節も含めて残り3試合は消化試合ではなく、さらなる発展へつなげるための貴重な公式戦だ。残留争いのプレッシャーから解放されたことをプラスに作用させて、勝利を目指す。
アウェイの鹿島は16勝10分9敗の勝点58で現在5位。直近の第36節は名古屋と対戦し、0-0で引き分けた。こう着状態で試合が進む中、58分に鈴木 優磨が退場して10人になる厳しい展開となったが、相手に得点は許さずに試合を終えている。
試合を振り返り、中後 雅喜監督は「選手たちは早い時間で10人になっても、勝利を目指して戦ってくれたと思っています」と評価。ただ、これでホームゲームにおいては3試合連続のスコアレスドローであり、同5試合連続引き分けともなった。来季のAFCチャンピオンズリーグエリートに出場するチャンスを高めるためにも3位以内を目指す終盤戦において、思うように勝点を積み上げられずにいる。3位の町田との勝点差は『5』。延期されていた今節で勝点3を積み上げることができれば、可能性は膨らむ。アウェイでゴールを、そして勝利をどん欲に追求して、食らいついていきたい。
両チームの前回対戦は4月に行われた第8節。ホームの鹿島が85分に濃野 公人が挙げた決勝点により、1-0で勝利している。
今回は、日本代表のW杯アジア最終予選などが行われるインターナショナルマッチウィークの期間での開催となる。両チームから日本代表選出で離脱している選手はいないが、出場停止で京都はアピアタウィア 久、鹿島は鈴木が欠場する。
京都で注目されるのはラファエル エリアス。川崎F戦では来日後初となるPKでのゴールをマークし、13試合で11得点とハイペースを継続している。原 大智とマルコ トゥーリオとによって形成される3トップは、前回対戦にはなかった強みだ。一方の鹿島は大事な試合でエースの鈴木を欠くことになる。師岡 柊生や田川 亨介、徳田 誉といったFW陣の奮起が期待される。
試合は14時キックオフ。試合2日前の天気予報は曇りだが、予想最高気温が20℃を超えており、サッカー日和となりそうだ。ただ、天候が急変する可能性もあるので、スタジアムで観戦される方は当日に最新情報をチェックして向かっていただきたい。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

