佐々木の劇的ゴールでドロー決着。互いに初勝利はお預け
ヴィッセル神戸
監督
ホームですし、勝点3が欲しかったんですけど、しぶとく勝点1を取れましたし、本当に選手たちが最後まであきらめずに戦ってくれたと思います。前半は1つのピンチで失点してしまったんですけど、それ以外はある程度は自分たちがやろうとしていることはできていたと思う。後半、相手も守り切りたいというかあまり出てこない時間帯もあったんですけど、それでも最後になんとかしぶとく『1』を取れたのはポジティブに捉えたいと思います。 --武藤 嘉紀選手が今日は欠場していた。また、松田 陸選手が加入後初出場・初先発だった。(武藤は)少し(前節の)名古屋戦でアクシデントがあったというところです。 松田 陸に関しては、おそらく実戦も久しぶりだったと思うし、キャンプからずっとケガをしていたんですけど、やはりベテランの力というか、ゲームに対してスムーズに入っていけるところはさすが。ここからまた、一つひとつ自分たちのやることを整理してやれば、もっと力になってくれるなと思っています。 --佐々木 大樹選手は今季から背番号13を担っている。今日の働きぶりについて。大樹だけじゃなくて、いろんな選手がこの連戦であちこち体を痛めながらも満身創痍でやってくれている。その中で、彼自身も痛い箇所がある中で最後まで走り切る、あきらめずにゴールを奪った。チーム全員がそういう姿勢でやれば、しぶとくいまは乗り切れると思う。本当に素晴らしいゴールだったと思うし、その前のサコ(大迫 勇也)のアシストも良かったと思うし、みんなの気持ちが乗り移っていたんじゃないかなと思う。
京都サンガF.C.
監督
神戸はJリーグを2年連続で制覇しているチームです。彼らの持つストロングポイントはどういう対策をしてもゼロにはできないと思っていましたが、前半からラインを高くしてイヤなところでボールを触られないことはある程度できていました。負傷交代もあったので人を代えたりシステムを変えたりして、その後の時間帯で相手のロングボールをゴール前ではね返す時間帯はありましたが、オフサイドで取り消されたものも含めて流れはこちらにあっただけに、最後のワンプレーが悔やまれます。 試合全体を通して、そのワンプレーまでいけたことは、去年に天皇杯も含めて神戸に2敗した悔しさから、選手は反発心を見せたと思います。勝点3を取れる試合だったかもしれませんが、大事なのはこの勝点1を次の川崎戦へつなげることです。そのためにもリカバーをして、次へ向かっていくだけです。 --試合を通じて懸命に守っていたが、最後の失点について。選手もラインを上げた焦りか、(その後の相手ボールが最終ラインの)奥に行ってしまったのも、相手のワンタッチで蹴られたボールをプレスバックして防げなかったという問題はありますが、そういう現象が起こってしまうのがいまのウチの力です。練習だと同じ場面でもたぶん守れるでしょうが、そういうところがまだまだ足りないと痛感しました。優勝クラブとの、長年積み重ねてきたものの差が最後に出てしまったと思います。自分も監督人生で最後に追いつかれたことはそう記憶にありませんが、京都サンガの歴史として苦いものかもしれませんが、積み上げなきゃいけない歴史としてしっかりと刻んで、次の試合へ向かわなければいけません。 --後半途中から相手ゴール付近まで迫れない展開が続いたが。後半のほうがボールは拾えていたので、前半よりは行けていたなという印象ですが、残り15分になって相手が圧力を掛けてきたとき、どうしても自分たちが取ったセカンドボールが相手へ行くことが多かったです。あそこで近くの味方を使いながら相手コートへ入れるようになれば、うまく時間を使いながら追加点を狙えますが、そこはまだまだ反省しなきゃいけません。ただ、この圧力の中でそれがすべてできれば順位はもっと上へ行けていると思います。1つずつ、積み上げていきたいです。
--左ウイングで先発出場した。細かいことを挙げるなら、もうちょっと個人のところで、セカンドの反応とかマイボールにできるシーン、反応1つでマイボールにできるシーンが多々あったかなと。ずっと試合に出ているメンバーよりもそこは自分は遅かったかなというのは感じましたね。ただ、基本的にはサイドで1対1からクロスとか、チャンスメークは自分の持ち味ではあるので、そこは何本かチャンスを作ることができましたけど、結果ですね、必要なのは。 --縦突破からのクロスなど、よく出ていた。自分の特徴を存分に出すことはブレずにやろうと決めていたので、そこは迷わずやれました。ただ、もっと質だったり、クロスを上げるタイミングとかはもうちょっと合わせていかないと。(試合に出続けて)「このタイミングで上がってくる」というのをしっかり仲間に分かってもらう必要もあると思うので、引き続きやっていこうと思います。 --ケガ人が多く出ている。彼らが戻ってきたときに、自分の居場所がどこにあるかはいまこのタイミングの出来にかかっている。常に危機感を持ってやっていますし、彼らはやっぱり結果を残し続けてきた選手ですし、彼らに勝っていくためには出ているときに何ができるかがすごく大事になる。僕にとってはチャンスですし、そこに割って入るために頑張っていきたい。
京都サンガF.C.
試合の入りは良かったですし、こういう試合展開になることは分かっていたので、その対策は監督を通じて言われていました。良い準備ができて良い試合ができた中で、最後の最後にもったいないゲームになってしまいました。最後の場面は、自分の反応も遅かったです。CBがよく頑張ってくれたので、自分のカバーリングの早さでもう少し(CBを)助けられたと思います。あそこは自分が(抜け出す相手を)止めないといけませんでした。 ヘディングでそらしてくることや、ああいうアバウトなボールを出してくることは分かっていました。そこのセカンドボールや裏への対応がすごく大事なゲームでした。最後の最後で、自分がもう少し一歩でも早くカバーリングしていれば止められました。最後までしっかりやらないといけなかった。もったいなかったです。申し訳なかったです。 --終盤は最終ラインが下がって耐える展開だったが、もう少しラインを上げたかったのか?でも、ああいう我慢の時間帯はありますし、うまくはね返せていました。その中で相手を裏返すボールだったり、サイドで起点を作って一度落ち着かせる場面は必要だったかなと思います。攻撃で時間を作れていれば、もう少しラクでした。はね返したあとに2次攻撃、3次攻撃と相手の攻撃が続いていました。はね返すだけじゃなくて、どこで起点を作るのか。ボールを落ち着かせる時間も大事になります。ただ、選手全員が集中していたので、全体的な戦い方は良かったのかなと思います。最後に追いつかれたことで「もう少しこうすれば良かった」というのはあるので、しっかり反省してやっていきたい。すぐに(次節・)川崎戦があるので、集中して修正していきたいです。
ヴィッセル神戸
FW 13
佐々木 大樹
--ゴールシーンについて。ロングボールからフリックというのはチームとしての形なので、僕は信じて走るだけだった。あとはうまくトラップしてゴールできたかなと思う。 --相手DFが寄せていて、GKも正面にいた。あまり1対1は良いイメージがないんですけど、あのシーンはなんだかスローに感じて、「決められるな」という確信がありましたね。 --直前にはゴール取り消しもあったが、サポーターも盛り上がっている中で決め切った。平日なのにすごく良い雰囲気を作ってくれていましたし、僕たちもどんどんどんどんテンションを上げられる環境を作ってくれていたので、最後の最後、あきらめずにゴールを決めることができて、サポーターを少しでも喜ばせられたのは良かったと思う。 --前節・名古屋戦は佐々木選手のパスから大迫 勇也選手がゴール決め、今回は逆の関係で決めた。そうですね、けっこう長くやっていますから、なんとなく分かりますし、良い関係を築けていると思います。
MF 18
井出 遥也
--ハイラインの裏を取ることは狙いだったと思うが、オフサイドに引っかかる場面も。オフサイドの数は確かに多かったと思いますけど、良い狙いもあったと思う。そこは合わせていくところかなと思うし、紙一重のところもあります。相手もセカンドボールをすごく大事にしてきたと思いますし、自分たちもそれをひっくり返すということでその狙いはあったと思いますけど、そのタイミングは個人個人が合わせていくところが必要かなと思う。 --今まで以上によりゴールに迫る部分で迫力を感じるプレーがあった。サイドで持って仕掛けることが自分の特徴でもある。最後の質というところが今日は低かったので、もっともっと高めていきたい。 --開幕3試合いずれも引き分け。この結果はどう受け止める?最後に追いついたのはめちゃくちゃポジティブですし、いまいる選手で本当にしっかりと勝点を拾っていくことが大事。一人ひとりが自覚を持って、チームを救うという覚悟が全員にあると思う。今日途中から出た選手も素晴らしかったです。個人としてもよりチームの力になれるように、覚悟を持ってこの連戦を戦いたいと思います。
MF 2
飯野 七聖