“耐えて反撃”で仕留めた京都。ホームで勝って首位をキープ
京都サンガF.C.
監督
昨年からホームゲームでなかなか勝点3が取れなくて、今年もアウェイのほうが勝点を多く取っています。今日の目的の勝点3を取ることで言えばミッションコンプリートで、すごくうれしいです。 ここ5試合のうち4試合で先制されていたので、前半の入り方などの緩さを修正しながら、限られた準備期間の中で(今節へ)持っていきました。横浜FCさんの出来がすごく良くて、アグレッシブに来られたことでだいぶ押し込まれましたが、前半で我慢するところを我慢する意識があって、少ないチャンスをモノにして、無失点で抑えられたことが今日の勝因だったと思います。 後半はわれわれの交代選手ややり方を変えたとき、相手の足が止まったときに、かさにかかって行けることは自信を持ってやっている部分です。交代で入った(奥川)雅也が良いゴールを決めましたが、彼以外にも先発選手と交代選手のスイッチの仕方がスムーズで、良い形でゲームを終えることができました。今日ピッチに立っていない選手やメンバーに入っていない選手も良い選手がたくさんいます。13試合でこの勝点はいつもなら周りがビックリするだけかもしれませんが、この状況をある意味、無欲で戦うんじゃなくて欲を出してちゃんと上を狙っていくチームになってきたことに、非常に手ごたえを感じています。 皆さんも気にかけてもらっていたと思いますが、(原)大智にゴールが生まれたことはチームとして前進できる材料です。彼のゴール以外の献身性はJリーグの中でも非常に高いものがあると、手前味噌ですが思っています。ゴールで彼が報われる、チームに勢いが出ることで、非常に良い一日になったと思います。 --あらためて原選手の今季初ゴールについて。あれ以上に簡単なシュートが入らなかったこともありました。非常にヘディングが強く、走れて、両足でシュートが打てる。それに加えて、柔らかい技術も持っている選手です。もっともっと上を目指していけば、必ず日本のトップにたどり着けると僕は思っています。選手である以上はそういうところを目指してやってほしいです。順位が上がっている中で彼が得点できたことは、チームにとっても彼にとっても、非常にポジティブです。
横浜FC
監督
京都の攻守に勢いのあるところをいかに出させないか、という意味では、そこを削ぐような攻撃(ができて)、守備も集中して組織的に守れていました。前半は非常に良い流れで試合に入れました。ただ、その中でワンチャンスで決められてしまったことは非常に悔やまれます。ただ、失点はしましたが、そこから落ちずにアグレッシブに狙いとするものは出せていました。後半もその流れで1点を返せたことはポジティブな側面です。その後も逆転する勢いもチャンスも作れていましたが、前半同様に良い流れの中で不用意な失点をしてしまいました。今日は2失点とも悔やまれます。流れの良いときに、ボールを取られたあとや一瞬のスキで失点してしまうことが、今日の敗戦につながった部分だと思います。そこは次節へ向けて、しっかりと修正して挑みたいです。選手は最後まで勝利に向けて全力を尽くしてくれました。そこは監督として誇れるところです。 --失点までは良い入りをしていたが、選手に伝えていたことは?相手がプレッシャーを掛けてきたところを、ワンタッチで前を意識していくところ。ルキアンや(鈴木)武蔵を起点に、そこへ全体が関わっていくことです。タイミングよく背後を狙うことやサイドチェンジも出せていました。そこは非常に良かったと思います。
横浜FC
けっこう前からのプレッシャーも行けていたし、相手がアグレッシブに戦う中で、自分たちも受けるんじゃなくてアグレッシブに戦えていました。その中で失点のタイミングとか、あとは失点の安さというか。崩されてというよりは、シンプルに放り込まれたところからの失点でした。最後の危険なエリアで守れるかどうか、DFのところの緩さというか甘さで、勝てる可能性のあった試合が負けまでいってしまいました。 2失点とも失点する前はすごく良い流れでした。前半も良かったし、取られたあとも、取り返したあとも良い流れでした。自分たちが得点できるんじゃないか、というところまで行けていました。(1失点目のところは)ゴールキックからのシンプルなところ、競り合いからボールを拾われて、シュートまで持ち込まれる。そこはまず競り合いのところ、そしてスライドのところ。自分自身も含めて、なんとかできたんじゃないかと感じています。
自分たちの時間帯や雰囲気がある中で、失点をしてしまいました。そこは改善したいですが、内容としてはポジティブなところもあります。ファイトするところや、チームとしては失点をしたあと、なかなか得点が取れないと言われている中でもチャンスを作ったりゴールに迫ったり、実際に追いついて逆転できるんじゃないか、というところまで持っていけました。でも、そこでもまた失点をしてしまい、少ないチャンスでやられています。もったいないなと感じています。 ただ、あまり悪いところばかりに目を向けなくてもいいのかなと思います。個人としてもチームとしても、いま首位に立つチームに対してプレーができなかったと言えば、そうじゃない。勝つチャンスも十分にあったので、結果的には負けてしまいましたが、あまりネガティブにならず自信を持っていきたいです。次はホームで戦えます。今日も最低でも引き分けで終わりたかった内容を落としているので、次はなんとしても勝点3を取らないと状況は変わっていかないと思います。勝ちたいです。
京都サンガF.C.
FW 14
原 大智
前半の良い時間に点を取って、後半に1本のチャンスでやられてしまい厳しい状態ではありましたが、今年は後半に得点を多く取っているので、みんな自信を持って最後までプレーできました。奥川(雅也)選手が決めて勝って、良かったです。 --先制点について。本当に(松田)天馬選手が良いボールを落としてくれました。シュートコースが見えたので、思い切って打って良かったです。(決勝点のアシストは)競っているときにスペースが見えて、少しマイナス気味でしたが、うまくゴールにつながって良かったです。 --13試合目でようやく今季初得点が決まった。結果につながったのは良かったですし、ゴールが一番チームに貢献できると思うのですが、もっとチームを上に行かせられるよう、どんな形でも貢献できればいいなと思います。(ここまで時間がかかったのは)実力だと感じています。ここから感覚を思い出してゴールできればいいと思います。 --久しぶりのゴールにも、あまり喜び方は大きくなかったが。みんなすごく喜んでくれてうれしかったですが、奥川選手が決めたときのほうがうれしかったです。本当にいまは勝ちたいという気持ちが大きいので、本当に良かったです。
MF 29
奥川 雅也
試合前から自分の調子やチームの調子は良いものがありました。曺さん(曺 貴裁監督)が試合前に「『後半になってからやろう』では遅い」と言っていたんですが、前半は良い形で1-0で終われたのはチームにとって一歩前進です。こういうふうに決めるべき選手が決めることはチームにとってすごく助かりましたし、後半に入ってすぐに失点しましたが、チーム全体で「大丈夫だ」という雰囲気がありました。僕自身も途中から出場する役目は前節(・新潟戦)から変わらず、そこに集中していました。良い形で試合へ入れたことで、ああいう形でボールが来たのかなと思います。 --自身の得点シーンについて。良い形で(原)大智からボールが来ました。最初のトラップが良かったので、打つか、打たないか、冷静に考えました。DFがけっこう前のめりに突っ込んできたので切り返して、最後はGKがどういう体勢で動くのかなとギリギリまで見られました。GKも迷っている感じで、体勢が崩れたので、ニアの上をぶち込もうと思って蹴ったら、うまくGKの逆を取れました。 --前節終了後に首位に立ち、注目される中での試合を勝ち切ったことについて。前回の連戦から、一度オフを挟んで、こういうときに流れが変わってしまうチームが多いんだけど、選手やスタッフも含めて、この試合が重要になるというのは練習から話していました。勝利で終われたことはすごく大きいです。 --ホームスタジアムで得点を決められたことについて。アウェイで3得点決めていますが、アウェイまで来られない人もいるので、ホームで得点を取ってほしいというのはずっと言われていました。僕自身、この大好きなホームスタジアムで、最高のファン・サポーターの前で得点を取れたことは、やっと良い結果を出せたなと思います。(エンブレムにキスをしたのは)やっと取れたことで興奮しましたね。前回の在籍時もホームでは決めていないので、長かったなと思います。