ホームの京都は6勝3分3敗の勝点21で、現在1位。前節は新潟と対戦して、2-1で勝利した。前半に先制点を奪われたが、後半に挙げたラファエル エリアスと奥川 雅也のゴールにより逆転勝ち。消化試合が『12』と1試合多い状況ではあるが、クラブ史上初となるJ1首位へ浮上している。曺 貴裁監督は「昨年までなら(先制されて)このまま押し切られているところを、選手の力で押し返せるようになったことは非常に成長を感じます」と手ごたえを口にしている。
アウェイの横浜FCは3勝3分5敗の勝点12で、現在15位。前節はG大阪と対戦し、開始早々にCKの2次攻撃からンドカ ボニフェイスが頭で決めて先制するも、前半のうちに追いつかれて1-1のドローに終わっている。 四方田 修平監督は「チャンスはたくさん作りましたけど、最後でなかなか合わなかったり、決定的チャンスの手前くらいで終わってしまいました」と話しており、守備については「後半で(失点)ゼロに抑えたことは非常に評価できる」と振り返った。
両チームの直近の対戦は2023年で、ホームとアウェイの両方で京都が勝利している。両チームとも当時から同じ監督の下で強化を進めており、2年ぶりの対戦でどのようなゲームが繰り広げられるか。
京都は前線からハイプレスを仕掛けるスタイルで、高い位置でボールを奪って素早く攻撃へ転じる。攻撃を仕掛ける際のスピード感や迫力は特徴の1つとなっている。最終ラインの背後のスペースが広いというリスクはあるが、それも含めて攻守に動きのあるサッカーを披露している。
個人ではJ1得点ランキング1位タイのラファエル エリアスが注目されるが、空中戦勝利数がリーグ1位である191cmの長身FW原 大智や、ヨーロッパから約10年ぶりに帰ってきて勝利につながるプレーを見せている奥川 雅也といった攻撃陣も相手の脅威となる存在だ。
横浜FCは失点数が11試合で『8』と、リーグ2位タイの少なさを誇る堅守が特長だ。状況を見ながらプレスを掛けつつ、自陣で構える際は5バックになるブロックを組み、ゴール前の危険なスペースを消して相手を自由にさせない。
一方で攻撃は、得点数が『7』とリーグ最少タイ。前節で先制点をアシストした鈴木 武蔵や、開幕後に加入したルキアン、山田 康太ら特徴のあるアタッカーを生かす仕掛けや、ウイングバックを絡めたサイド攻撃からチャンスを作っていきたい。
試合は19時キックオフ。今週の京都は暖かい気候が続いたが、試合当日の夜は少し肌寒くなる可能性がある。軽く羽織れる衣服などがあれば良さそうだ。両チームとも、金曜日の夜にスタジアムへ駆けつけるサポーターやそれぞれの場所から応援する人たちへ勝利を届けたい気持ちは強いはず。それがプレーで表現される好ゲームを期待したい。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

