最後の最後に前に出た浦和。3試合ぶりに白星をつかむ
浦和レッズ
監督
ファン・サポーターの方々にとっては、かなり興味深い前半になったのではないでしょうか。高い強度で、非常に良い攻撃のプレーがたくさん見られたと思いますし、サポーターの方々が素晴らしい雰囲気を作ってチームとともに戦ってくれました。 試合自体は難しいものになり、早い時間帯で失点してしまいました。しかしそれで自信を失うことなく、しっかりとマネジメントができたと思います。相手の背後のスペースを使いながらチャンスを作りました。切り替えのときの中盤のコントロールを特に心がけました。そこを経由してカウンターを仕掛けるのがFC東京の1つの武器だからです。前半のうちに追いついたことは良かったと思います。 後半はさらに強度を上げていこうとしましたが、ゴール前で相手に3対1というアドバンテージを与えてしまい、しっかりとコントロールできなかった状況がありました。それでまたリードされてしまいましたが、交代で入った選手がしっかりと新たなエネルギーをチームに注入し、逆転してくれました。うれしい結果となりましたし、サミュエル(グスタフソン)がケガから復帰してプレーできたこと、トモ(大久保 智明)が久しぶりに60分以上プレーできたこともうれしい要素です。あとはチアゴ(サンタナ)が戻ってくればメンバーがそろう状況になります。 本日は喜んでいいと思いますが、来週はアウェイ2連戦で、短い期間で川崎と名古屋と対戦します。そこでどのようなメンバーを使うのかを考えながら、しっかりと選手を回復させたいと思います。 最後のホイッスルまであきらめず、チームワークとチームスピリットをもって戦い続けたチーム全体を称えたいと思います。 --交代選手が入ってからギアが上がった要因は何だと感じるか。前半のうちにFC東京がたくさん走った中で、相手が疲れている中でフレッシュな状態で入ったというのが1つの理由だと思います。 --それは大久保選手やグスタフソン選手が機能しながら前半を運べていたからか。前半のサミュエルとトモは非常に良かったと思います。後半に入ってからは、ウイングのポジションということもあってスプリントが多かったので、トモはかなり消耗していました。サミュエルはより長くプレーできたかもしれませんが、ケガから戻ってきたということで、そのリスクは冒しませんでした。(長倉)幹樹と(松本)泰志も非常に良い仕事をしてくれたと思いますし、もちろん(金子)拓郎、(原口)元気、タカ(関根 貴大)もそうです。 --ファンの方々は楽しめた試合だったと思うが、監督はもっと堅い試合のほうが好みでは?どう感じたか。場合によります。試合によってはよりリスクを冒しながらプレーする場合もあります。今日はそのような試合でしたが、それにしても失点の場面は避けることができたと思います。
FC東京
監督
FC東京
ゲームの入りと後半の戦い方は良い部分も多くありましたし、そこでしっかりとリードし切る時間帯もありました。ボールを動かすところだったりのチャレンジもありましたけど、難しい時間にどう対応するかというところは、今日はなかなか難しかったです。 --先制して、うまくゲームを運べる時間帯もあったと思うが。そこで動かしながら進入するところや、エリアを取りにいくところはできているところもありました。あとは体力的な部分なのか、一気にガクッときたときになかなかボールホルダーに行けないし、奪ったボールもつながらなくて押し込まれる展開が多くなった中で、全員の意思統一はもっと必要かなと思います。 --失点シーンはクロスを簡単に上げさせている面もあったのでは?そこはありましたし、最後の失点のところもそういう部分からだと思います。まだ映像で振り返っていないですけど、そういう甘さは出たのかなと思います。 --2失点目の判定が出るまで長くなった中で、難しさもあったのでは?リセットするしかなかったですが、もう1回(点を)取りにいく中で失点してしまったので、それも甘さだと思います。
東京から多くのファン・サポーターの方が足を運んでくれた中で勝利を収められずに、非常に申し訳ない気持ちと、選手は非常に頑張ってくれたゲームだったのにもかかわらず、最後はああいう形というか逆転されて、非常に悔しいゲームだったという気持ちでいまはいっぱいです。 --浦和の2点目について、レフェリーからどのような説明があったか。オフサイドの検証とハンドの検証で、「ハンドの検証の対応に遅れが出てしまったのはわれわれの非です」というところでした。ハンドの事象はなかったということで、そこは受け入れるしかなかったなというところです。 --2-2にされてから逆転されるまでの試合運びについて、スタジアムのボルテージも異様になっていたと思うが、選手たちに戸惑いなどは感じたか。心の中のことは見えないので特に焦りを感じたわけではないですが、会場のエネルギーを圧力として少しは感じながらだったと思いますし、一歩や一手が遅れたかもしれません。ただ、そういうものは言い訳にならないので、やるべきことをしっかりやる、寄せるべきところをしっかり寄せる。(クロスを)上げられたとしてもタイトにつく。それは当たり前のことで、そこができていなければどんな戦術でも守ることはできない。そこをしっかり詰めていかないといけないとは思っています。 --フレッシュな選手は入れていたため、体力的な問題で押し上げられなかったわけではない?交代は当初予定していたものから変更にはなっていました。足をつった選手がいたり、本来代えようと思っていた選手から変更せざるを得ない状況はあったのですが、その中でも十分想定できている部分でしたので、その中での対応で少し甘さが出てしまったかなと。強みを持っている選手だとは思っていますが、今回は残念ながら相手に上回られてしまったということだと思います。
浦和レッズ
MF 6
松本 泰志
--どういう心境でピッチに入ったか。1-2のビハインドの状況でしたし、監督からも「前に行っていい」という指示だったので、まず同点に追いつくことだけを考えて入りました。 --これまではリードした状況で入ることが多かったが、ビハインドだと心境は違うか。全然違いますね。やっぱりビハインドだと前に行くしかないので、自分のストロングもより出るかなと思います。 --2ゴールという結果もついてきた。本当に先輩方のクロスが良かったので、自分は押し込むだけでした。そこは感謝したいですし、自分自身もホーム初ゴールだったのでうれしいです。あとはやっぱり、得点が勝利につながったのが一番うれしいです。 --決勝ゴールは冷静に胸トラップしてからシュートを放った。ちょっと体重が後ろに乗っていたので、胸で止めるしかなかったなと(笑)。ヘディングしていたら多分ダメだったと思います。ただ、練習のときからタカくん(関根 貴大)が持ったときは絶対に動き出そうと決めていましたし、相手がボールに集中していたのでファーの良いポジションが取れたのが良かったです。 --シュートはつま先で触った感じだったと思うが、コースは狙っていたのか。全然狙っていないです。精一杯でした(笑)。
MF 21
大久保 智明
--ひさびさのスタメンだったが、どういうプレーをしようと思っていたか。まずは勝たないと。スタメンが何人か替わっての試合でしたし、とにかく勝たなきゃいけないなと思ってやっていました。かといって変に気負わず、試合の状況を見てそのときに合ったプレーをしようと臨みました。 --良い選択ができた感触は?(石原)広教と距離感も良かったし、サミュエル(グスタフソン)が出るときは間で受ければもらえるかなと思っていました。そこらへんは良い意識でできたかなと思います。 --先制点の前にヘディングで飛び込んだが、珍しいプレーだと思った。去年と違うところを感じた。結果的にポストになってしまったので、評価はないのかなと思います。(得点者として)名前が載るか載らないかでいうと載らないので、そこは決めなきゃなと思います。 --ひさびさのスタメンで、5連勝していたメンバーに替わって出るのはプレッシャーもあったと思うが。(プレッシャーを)はね返せたとは思っていないですけど、とりあえず勝つこと。自分が交代したときは1-1でしたが、スタメンの試合で勝つか負けるかでも評価につながってくるし、ギリギリつながったかなという印象です。