岡山は11日の天皇杯2回戦で北九州と対戦し、0-2で敗れて敗退となった。JリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦でも苦杯をなめた北九州に再び敗れる悔しい結果となり、フル出場した田上 大地は「勝利に結びつけられなかったことに責任を感じていますし、ピッチに立って悔しさを肌で一番感じている」と話したあと、前を向いて続けた。
「この敗戦から何を学ぶか。下を向いている時間はないですし、この負けをきっかけにしていかないと。去年も天皇杯で負けて悔しい思いをしたあとに、J1昇格をつかむことができた。自分たちは上を見て前に進んでいかなきゃいけない。チームとしてもはね返す力を出していける強い集団でいなきゃいけないと思うので、福岡戦に向けてみんなで前を向いてどんどんチャレンジする気持ちを出していく努力をしていかなきゃいけないと思っています」 岡山は昨年6月、天皇杯2回戦で愛媛に1-7で敗れた。その痛い敗戦から反発して悲願のJ1昇格までたどり着けたのも、チームが1つになって前へ進んでいく力があったからにほかならない。今節も全員でファイティングポーズをとって臨んでいきたい。
福岡は中断期間中に2つのカップ戦を戦った。プレーオフラウンドで広島と対戦したルヴァンカップは2戦合計スコアが2-2となり、PK戦に突入。3-4で敗れて敗退となったが、金 明輝監督は「今日のゲーム(第2戦)を含め、先日のゲーム(第1戦)もしっかりと自信になっていますので、われわれの力はこんなもんじゃないということをまたリーグでも天皇杯でも見せつけたいと思います」と語って広島をあとにすると、11日には天皇杯2回戦に臨んで、沖縄SVに2-0で勝利を飾っている。
リーグ戦で9試合勝利から遠ざかっている中で迎えた中断期間中にカップ戦で勝利を挙げたチームが、今節でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。連戦による疲労の蓄積という心配もあるが、チーム一丸となって戦う姿勢を見せてくれるに違いない。
リーグ前半戦の対戦では福岡が開始7分にCKから先制点を挙げたが、岡山が後半に入って猛攻を見せて終了間際に追いついた。今節も最初から最後まで目の離せない試合展開になることは間違いない中、若い選手の活躍にも注目だ。
日本代表でデビューを果たして岡山に戻ってくる佐藤 龍之介はもちろん、新たに加入した23歳のブラジル国籍FWウェリック ポポに期待を寄せたいところだ。福岡は沖縄SV戦でクラブ最年少得点を挙げた16歳の前田 陽輝に注目が集まる。
[ 文:寺田 弘幸 ]
