前節・川崎F戦で今季初の逆転勝利を果たして2連勝となったG大阪は、充実の3週間を過ごしてきた。「岡山を含めてこれから5バックの相手が続くので、最近の練習ではそこに向けて練習してきた」と三浦 弦太は話す。最終ラインに5人を配置して守る相手を苦手にしているため、岡山戦は中断期間に取り組んできたことの成果を見せる場になる。
8月2日にはプレシーズンマッチでスタッド・ランス(フランス)と対戦。1-2で敗れたものの、好調のデニス ヒュメットが先制点を決めたほか、開幕戦を最後に負傷でメンバー外が続いていた奥抜 侃志も約5カ月ぶりに実戦復帰を果たすなど、ポジティブな材料もあった。
岡山とアウェイで対戦した際には0-2で完敗を喫した。当時は三浦 弦太がベンチ入りしながらも出場なしで、中谷 進之介は負傷で欠場。ただ現在は、三浦 弦太は前々節・C大阪戦で今季初先発を飾ってから持ち味の対人能力の高さを発揮し始めており、三浦 弦太の先発復帰後は2連勝中だ。
「(岡山は)前線に割り切って長いボールも入れてくる攻撃が多いと思う。そこでしっかりと起点を作らせずに相手のリズムを出させず、押し込まれないような形を作りたい」と三浦 弦太は、ルカオや前回対戦時にゴールを許している一美 和成封じに燃える。
スタッド・ランス戦で後半開始からピッチに立ったイッサム ジェバリもコンディションの良さをうかがわせたが、前線の軸はやはりデニス ヒュメットである。川崎F戦でも貴重な逆転ゴールをゲットし、シューターとしての能力の高さを見せている。あとは、スペースを消してくる相手に対しての機能性が課題となるだろう。
GK一森 純も、よりビルドアップに積極的に関わる練習を行ってきており、前線からアグレッシブなプレスを繰り出してくる岡山の勢いに呑まれることなくボールを動かせるかがポイントになる。安部 柊斗が出場停止ということもあり、鈴木 徳真とネタ ラヴィの2人のゲームコントロールにも注目だ。
一方の岡山は前節、神戸に1-2で競り負けた。2連敗という悪い流れを変えるために意気込んでパナソニック スタジアム 吹田に乗り込んでくるはずだ。
木山 隆之監督は現役時代にG大阪でプロデビューを飾り、2021年の途中からは同チームのコーチとして残留に貢献しているが、岡山の指揮官としては初めてのパナスタでのゲームとなる。デニス ヒュメットや宇佐美 貴史、ウェルトンら明確なストロングポイントを持つ強力攻撃陣に対し、どのような手を打って封じるかに注目だ。
そしてG大阪でプロ生活のスタートを切った一美 和成にとっては、前回対戦に続いて“恩返し”を狙う場になる。かつてチームメートとして同じピッチに立った三浦 弦太とのマッチアップが実現すれば、熱い戦いが繰り広げられることになりそうだ。
3連勝を目指すG大阪と、3連敗は絶対に避けたい岡山がぶつかる一戦のキックオフは午後7時。雨の予想もあるため猛暑は避けられそうだが、来場される方は雨や熱中症対策にも留意していただきたい。
[ 文:下薗 昌記 ]
