前節は中2日でアウェイでの神戸戦に臨んだ東京Vだったが、結果は0-4と大敗。中5日と間隔が空いた相手に対し、複数選手を入れ替えて挑むものの、疲労感は拭えず。序盤からリードを許すと高強度で押し切られて失点を重ねた。
リバウンドメンタリティーが試される今節において注目すべきは、谷口 栄斗が出場停止となる守備陣だろう。ここまで30試合に出場してきた守備の要を欠くゲームで、3バックはどのような組み合わせになるか。
3バックや左右のウイングバックをこなせる深澤 大輝は、3バックの中央や左CBでの出場が濃厚だろう。「(谷口 栄斗が)出場停止なので、誰に出番が来るか分からない。出た選手がこの状況を楽しまなければいけないし、責任を持ってやらないといけない」と深澤 大輝は話し、代役が誰であろうとも、主力不在によって空いた1枠をつかんだ選手が存在感を示さないといけない。
城福 浩監督も、何度も若手の成長と台頭を求める言葉を残す。浦和戦に向けても、「全員が危機感を持ってやれていると思いますし、(ピッチに)送り出すからにはわれわれも信じて、彼らが練習場でやっていることを出せるような形で背中を押してあげたい」と、控え選手を鼓舞。神戸戦で初スタメンを飾り、チームトップの走行距離『11.388km』とスプリント回数『32』を記録した内田 陽介など、レギュラー陣を脅かす選手が出てこなければここを乗り切ることはできない。
対する浦和は決定力が大きな課題となるだろう。前々節・鹿島戦、前節・清水戦において再三のチャンスを作るも、相手GKの好守が光り、どちらもノーゴール。優勝戦線から後退する2試合になってしまっただけに、立て直すためにはここでしっかりとゴールを仕留めた上で勝利をつかまないといけない。
注目すべきは、1トップで先発が予想される松尾 佑介だ。快足を生かしたアタッカーが東京V守備陣の背後を取ることで最終ラインを押し下げ、タレントがそろう2列目が試合を組み立てることで主導権を握っていきたい。また、前回対戦では開始早々にゴールを決めており、2-0の勝利に大きく貢献した。第27節・柏戦を最後に得点から遠ざかっているため、ここで再びネットを揺らして波に乗っていきたい。また、清水戦で加入後初スタメンとなったイサーク キーセ テリンも幾度となく決定的なチャンスに絡んでおり、コンディションも上々。リーグ戦での初ゴールに期待がかかる。
昨季、味の素スタジアムで開催された浦和戦は1点を先制されながらも、2-1と逆転勝利を果たした東京V。このあとは湘南、新潟と残留を争うチームとの直接対決が控えているだけに、浦和から勝利を収めて勢いに乗っていきたい。
[ 文:藤井 圭 ]
