J1百年構想WESTグループ地域リーグラウンド第3節・G大阪戦のチケットは、ホームエリアもアウェイエリアも発売当日に売り切れており、ともに戦える日を待ち望んでいた岡山のファン・サポーターは、昨年に続いて最高の雰囲気を作って選手たちを迎え入れることだろう。
岡山はアウェイで戦った2試合とも90分間を1-1で終え、PK戦で敗れて勝点1ずつを積み上げてきた。昨季初挑戦となったJ1で見せてきた、献身的にハードワークしながらアグレッシブに攻守を展開していくサッカーを今年も継続していく中で、新たに加入した若く伸びシロのある選手たちが勇敢なプレーを見せている。
法政大に在学中でJFA・Jリーグ特別指定選手として2試合に先発した小倉 幸成は前節・広島戦で退場となったため今節は出場停止となるが、好セーブが光るGK濵田 太郎、ディフェンスラインでさっそく存在感を見せている大森 博、非凡な攻撃センスを感じさせる河野 孝汰らがこれから成長を遂げて今年のチームを力強く推し進めていってくれるに違いない。
新加入したドイツ国籍GKのレナート モーザーも来日が遅くなったことで調整が遅れていたが、試合に出場できるコンディションは整った。196cmの長身で手足のリーチも長いGKがデビューを飾るかどうかも今節の楽しみなポイントだ。
JFE晴れの国スタジアムに乗り込むG大阪は、19日にAFCチャンピオンズリーグ2のラウンド16第2戦を戦い、デニス ヒュメットと山下 諒也がゴールネットを揺らして2試合トータルスコア3-2で浦項を撃破。ベスト8進出を決めた。
今年から指揮を執るイェンス ヴィッシング監督は「まずは次のラウンドに進むことができて、大変うれしく思います。この国際大会で準々決勝に進めるというのは限られたチームです」と頷くと同時に課題も口にしている。
「その中で少し残念なのは2-1という結果です。内容と全然異なる数字だと思いました。しっかりと決め切るところで決めていかないと、自分たちが苦しい思いをする。しっかりとチャンスを作ったのであれば、決め切る力を(見せるということを)次に向けてやっていきたいと思います」 G大阪はリーグ戦において、2試合とも無得点に終わってPK戦を戦っている。今節は準備期間が2日間しかないタイトな日程になるためメンバー編成は流動的になるだろうが、チームの総力を発揮してチャンスを1つでも多くのゴールに結びつけ、勝利をつかみ取りたいところだ。
90分間の戦いでまだ決着をつけられていない2チームの対戦。今回こそは90分間で決着がつくのか、それとも再度PK戦を戦うことになるのか。JFEスを埋める観客が熱狂する好ゲームを期待したい。
[ 文:寺田 弘幸 ]
