ハードな日程の中でのメンバー選考にさらに制限がかかるのがいまの両チームだ。福岡は名古 新太郎が前々節・広島戦での退場によって前節も含めて2試合の出場停止中。その広島戦で鶴野 怜樹が負傷交代、前節・C大阪戦では橋本 悠と奥野 耕平が負傷交代。京都も前節・清水戦で先制ゴールを挙げたマルコ トゥーリオが負傷交代、同試合で警告2回を受けて退場処分となったグスタボ バヘットが今節は出場停止。福岡・塚原 真也監督と京都・曺 貴裁監督は、ともに制約がある中でのメンバー選考に頭を悩ませることになりそう。つまり、負傷者や出場停止選手に替わってピッチに立つ選手のパフォーマンスが今節の見どころの1つになるということでもある。
今季一度目の対戦は第3節で、京都が2-0で勝利を収めている。32分、相手GKのパスミスをゴール前で拾ったラファエル エリアスが無人のゴールに難なく押し込んで先制すると、77分には相手のヘディングでのクリアボールをマルコ トゥーリオが右足ダイレクトで叩き込んだ。この試合で曺 貴裁監督は、前2試合の4バックではなく福岡と同じ3バックを採用してミラーゲームとして試合に入り、勝利につなげた。
京都はここ8試合は[4-1-2-3]で臨んでいるため、その布陣を継続する可能性が高いだろうが、果たして今節はどう出るのか。昨季のJ1第24節の対戦では、2-0とリードして迎えた後半アディショナルタイムに2失点を喫して引き分け。ベスト電器スタジアムでのゲームの難しさを口にしていた曺 貴裁監督だけに、細かな部分の駆け引きもかなり意識するのではないだろうか。
福岡は前節、PK戦で敗れたものの、碓井 聖生の見事なミドルシュートで先制。前半終了間際にCKから追いつかれたが、「前向きに奪ってカウンターに持っていくシーンも作れたし、満足いくといったら変だが、良いプレーがたくさん出たと思う」と、塚原 真也監督は攻撃面での手ごたえを口にしている。また守備においても、1失点を喫したものの、C大阪の背後を突く攻撃を前線と中盤でのダブルの規制、それを受けての最終ラインの集中力の高い連係守備でうまく抑えた。メンバーの大幅な入れ替えが予想される中で、前節の攻守における収穫を今節でどれくらい継続して表現できるかが、前回対戦のリベンジ達成のカギになるか。
[ 文:島田 徹 ]


