ホームの京都は1勝2分1敗の勝点5で、現在11位。前節はアウェイで川崎Fと対戦して、1-0で勝利した。49分に相手のバックパスのミスを逃さなかったラファエル エリアスがボールを奪い、最後は奥川 雅也が復帰後初ゴールを挙げて、これが決勝点となった。終盤は耐える展開となったが、守備陣を中心に集中力を切らさずに守り、攻撃陣も後方を助けつつ原 大智が前線で時間を作るなど、奮戦の末の勝利だった。
試合後、曺 貴裁監督は「セカンドボールを拾われて2次攻撃を食らう場面も少なかった。前節(前々節・神戸戦)は悔しい引き分けに終わって、それをよく生かしてくれたなと思います」と振り返った。第2節・浦和戦(1△1)はミスから失点を喫し、神戸戦は終了間際に追いつかれていただけに、今季初めて無失点を実現したことは勝利とともに自信を深めるものとなる。各ポジションの選手もそれぞれ調子を上げており、そうしたポジティブな要素をプレーで体現してホームでの勝利をつかみたい。
アウェイの福岡は1勝3敗の勝点3で、現在16位。前節はアウェイで神戸と対戦して、1-0で勝利した。40分にナッシム ベン カリファのシュートのこぼれ球を拾った見木 友哉が、角度の少ないゴールライン付近からボールを蹴ると、相手選手に当たってラインを割るオウンゴールとなった。75分には退場者が出てしまうが、数的不利の状況の中で最後まで耐えて白星をつかんでいる。
今季から指揮を執る金 明輝監督は、守備について「今日に関してはしっかりとしたプレッシング、連動、蹴られたあとのセカンドボールの対応は、及第点を与えていいんじゃないかなと思います」と話している。新体制で昨季までのスタイルからのアップデートを図っている中、1つ結果が出たことはチームに好影響をもたらすだろう。今節は上島 拓巳が出場停止となるが、スタメン5名を変更して勝利をつかんだ前節のように、チーム一丸となってアウェイへ乗り込む。
両チームの昨季の対戦成績は1勝1敗。5月のJ1第13節は、紺野 和也のゴールが決勝点となって福岡が3-2で勝利。7月の第22節は、後半ラストプレーで宮本 優太が決勝点を挙げて京都が勝利している。
両チームとも前節の勝利を起爆剤として今節につなげたい思惑がある一方で、京都の奥川 雅也は「(初勝利を挙げて)チームとして一歩前へ進めたが、一番危ないのはそこでホッとしてしまうこと」と気を引き締めており、福岡の田代 雅也も「引き続き持たなきゃいけない危機感というのはあると思うので、それを促しながら僕自身もより良いチームを作っていけるように頑張りたい」と話している。試合間隔が短い中で前節までの3連戦を戦い抜き、今週は1週間の準備期間があった。そこで心理面も含めて、どれだけ良い準備をして試合当日へ向かえるのかも大事なポイントとなる。
試合は14時キックオフ。試合当日は晴れで気温も2ケタという予報が7日時点で出ており、観戦しやすい気候となりそうだ。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

