横浜FMは決定機を多く作るも…。結果はスコアレス
代表ウィークが明けて再開した明治安田J1。YANMAR HANASAKA STADIUMでは、11位のC大阪が6位の横浜FMを迎えた。ともに7日に行われた天皇杯3回戦から中2日での連戦。C大阪は天皇杯3回戦・鹿児島戦から先発7人を変更。U-21日本代表から戻って天皇杯3回戦に途中出場した横山 夢樹もスタメンに名を連ねた。横浜FMは天皇杯3回戦・京都産業大戦から先発を4人変更。こちらも日本代表から戻って天皇杯3回戦に途中出場した谷村 海那がスタメンに名を連ねた。
快晴の大阪、汗ばむ陽気の中でスタートした試合は立ち上がりから横浜FMのペースで進む。強度の高いプレスでボールを奪い、素早く背後を狙うと、6分、高い位置で奪ってショートカウンター。最後は宮市 亮がシュートを放つもサイドネット。7分にもパブロ サバックから奪ってショートカウンター。最後は天野 純がエリア内で反転シュートを放つも、枠を捉え切れず。C大阪も10分、右サイドで作ってルーカス フェルナンデスがクロスを送り、ファーサイドでパブロ サバックが頭で合わせたが、うまくヒットせず。その後もC大阪の両サイドの裏を突く横浜FMは23分にも決定機。近藤 友喜が巧みなターンから背後を取って突破し、クロスに天野 純が合わせたが、シュートは枠を外れた。C大阪は31分にも横浜FMに中央を割られかけたが、井上 黎生人が好カバーで失点は防いだ。劣勢のC大阪は42分、ルーカス フェルナンデスのCKからゴールを脅かしたが、DFのクリアに遭ってゴールならず。横浜FMは44分にも決定機。再びパブロ サバックからボールを奪い、素早く右サイドへ展開すると、近藤 友喜のクロスから宮市 亮がヘディング。決定的な形だったが、ここも枠の外。前半は横浜FMのペースで進んだが、0-0で終了した。
後半も最初のチャンスは横浜FM。48分、左サイドから右へ展開し、最後は中で詰めたが、C大阪DFが戻ってクリア。53分、C大阪のパブロ マチン監督は、ハビ エルナンデスに代えて鷹啄 トラビスを投入。横浜FMの右ウイング・近藤 友喜に対して劣勢だった同サイドの守備にテコ入れを図った。そのC大阪は58分、横山 夢樹が切れ込んでシュートを放つ。前半は良さを出せずにいた横山 夢樹だが、後半は開始から縦への突破で脅威を与えた。C大阪は62分に小見 洋太、71分に香川 真司と岡澤 昂星を投入。早い時間帯に交代回数を使い切って流れを変えにかかる。横浜FMも74分に最初の交代。ジョルディ クルークスと遠野 大弥を投入し、2列目の左サイドとトップ下を変更した。85分、横浜FMにビッグチャンス。右サイドの背後を取ったジョルディ クルークスのクロスにがヘディングで合わせたが、C大阪のが体を張ってブロック。すると終了間際、この試合では途中から1トップでプレーしていた小見 洋太が背後に抜けてシュート。良い形を作ったが、サイドネットに外れてゴールならず。試合はこのままスコアレスドローで終了した。
横浜F・マリノス
勝利はできなかったですが、今後の自分にとって自信になる試合でした。10月は試合が続くので、チームの力になれたらと思います。 --今季初めて無得点に終わったことについては?チャンスはあった中で、点が取れなかったことは課題ですが、負けなかったことも良かったです。負けないことも重要ですし、そこまでネガティブには捉えていません。 --守備での対人でも体を張って、90分プレーできたことについては?長いケガ明けで90分できたことはうれしかったです。手術してくれた先生もいたのですが、「ありがとうございます」と伝えました。ケガも今後の自分に生かしていく、自分次第だと思います。 --このスタジアムでプレーしたことは、プロになって初めてですか?初めてですね。 --どのような思いになりましたか?やっぱり特別な思いはあったし、(香川)真司さんが出てきたときは、真司さんのチャントを口ずさんでしまいました(笑)。 --実際に対戦していかがでしたか?やっぱりうまいですね。入ってきて雰囲気も変わりました。空間を支配できるというか。僕たちが小さい頃に見ていて、一番憧れていた選手なので、対戦できてうれしかったです。
セレッソ大阪
監督
互角の試合だったと思います。強度の高い試合になりました。特に前半はどちらもチャンスはあまり多くなく、決定機はなかったと思います。後半に入る前、選手たちには「よりボールを握ること、サイドからの攻撃」という指示を出しました。そこからうまくチャンスを作って、ポゼッションの数値で上回った部分もありました。決定機を決め切れたら一番良かったですが、対戦相手も良いチームでしたので、その相手に対してここまで戦えたことに関して満足はしていませんが、評価はしたいと思います。引き分けに持ち込めるかどうかも大切になります。選手交代や戦術的な落とし込みも含め、選手たちがうまく表現してくれたと思います。 --横浜FMの右ウイング・近藤 友喜選手にかなり突破されて、後半開始早々にハビ エルナンデス選手が交代となりました。そこの判断について。ハビに関しては、前半開始早々にイエローカードをもらっていて、そこからプレーが消極的ではないですが、相手もそちらから攻めろという指示も出ていたのか、簡単に突破されるシーンも多かったです。そこの部分が彼の向上するポイントかもしれないですが、今後も見ていきます。 --終盤の時間帯で香川 真司選手、岡澤 昂星選手を10番の位置に入れて、小見 洋太選手を前に置いた狙いについて。香川選手と岡澤選手を10番の位置に入れた交代に関しては、カウンターもうまい相手でしたので、それを受けないように、高い位置からどう守備をするかという部分での戦術的な狙いでした。強度も高い試合で張り詰めた雰囲気の中、2人が途中からうまく入ってコントロールしてくれたという印象です。そこでしっかり守備ができたことで、後ろの選手たちも安定したと思います。評価としては、すごく良かったです。 --先ほどの質問に付随して。今日は全体的に交代策が早かったですが?カップ戦も控えた中で、どう選手たちをローテーションしていくかも考えた上での、早い段階での交代でした。「いつ出てもいいように準備をしておくこと」は選手にいつも言っています。その中で結果を出すことを表現してくれました。(鷹啄)トラビスもカップ戦で良いプレーをしています。途中から出てもあのようなプレーができたことは評価しています。先ほども話したように、トップ下の2人(香川と岡澤)も戦術的にしっかりプレーしてくれたことも評価できます。トップで起用した小見ですが、パブロ サバックとは違うスタイルですが、より背後に抜ける動き、相手を引っ張る動きを求めながら、良いプレーを見せてくれました。最後のチャンスであのプレーがゴールにつながっていたら、より良い結果につながっていました。全体的に、今日交代で入った選手たちには満足しています。
横浜F・マリノス
監督
90分を通して良いサッカーはできていたと思います。前半にも後半にもチャンスがありました。支配できていた部分は多かったと思います。今季初めて得点がゼロで終わったゲームになりました。そうしたこともサッカーではありますが、仕留めることができれば、よりラクにゲームを進めることができたと思います。 --いつもに比べたら1回目の選手交代が遅かったですが、ゲームの流れを踏まえてのことでしょうか?そうですね。ある程度良い流れだったので、そこまで代える必要はないゲームだと見ていました。その中で、疲れが見えてきた選手を代えました。前向きな勢いがゲームを通してありました。交代で入った選手のパフォーマンスも良かったと思います。 --初めて無得点で終わったことの要因をどう考えますか?われわれが改善していけばいいと思っています。2点、3点を取る日もあれば、0点で終わる日もあります。後ろ向きになる必要はまったくありません。ポジティブなゲームでした。アウェイで負けないことも大事です。長年アウェイでは勝てていない相手だったので、それだけ難しい相手だということも認識しています。得点を取れなかったことは悔しいですが、まったく悲観する必要はありません。 --谷村 海那選手について。日本代表を経験して変化を感じることはありますか?代表でもこの間の天皇杯(3回戦・京都産業大戦)でも45分のプレーが続いていました。ここから(コンディションを)上げてくるという期待をしています。今日もチームのためにハードワークしてくれました。チャンスもありました。まったく悲観はしていません。これまで(得点を)取ってきた選手なので、これからもチームに得点をもたらしてくれると信じています。チームのために戦える選手ですので、いつもどおりのパフォーマンスを見せてくれればまったく問題ないと思います。
セレッソ大阪
DF 4
井上 黎生人
--展開的には難しい試合でしたが、守備としては無失点で抑えて勝点1をもぎ取りました。試合全体を振り返ると?チャンスは相手のほうが多かったですし、危ないシーンもたくさん作られましたが、結果的に失点ゼロで抑えたことは、ディフェンスとしては最低限の仕事はできたと思います。ただ、それだけが仕事ではないので。チームとして、個人も含めて積み上げが必要かなと思います。 --VARの結果、イエローカードが取り消しになった場面については、しっかりと足を出せましたか?僕は(最初から)絶対にボールに行っていたという自信はありました。ギリギリのところでしたが、そこも含めてディフェンスの駆け引き、読み合いの楽しさでもあります。いまは体が動きます。あの場面も頭で考えるより体が先に動きました。それは良い状態なので、続けていきたいです。
DF 27
ディオン クールズ
--試合展開を考えると、勝点1も悪くない結果だと思いますが?両チームとも堅い感じで、攻撃の糸口をつかめない感じで試合が終わってしまったと思います。勝点1が妥当な試合だったと思います。 --85分、相手の決定的なヘディングをクリアした場面を振り返ると?正直、直感的なプレーでした。考えるというより、体が勝手に動きました。今までの経験もあったと思います。幸運にも体に当たって防げて良かったです。