栃木は前節、4連勝中だった大宮に対してアグレッシブな守備をベースに応戦。スコアレスで迎えた59分に明本 考浩の仕掛けからPKを獲得し、これを矢野 貴章が落ち着いて決めると、そのまま逃げ切って大宮の連勝を止めた。
栃木の直近2試合は千葉、大宮にいずれも1-0。90分止まらない走力を武器にしながら2試合連続でクリーンシートを達成。戦いぶりには徐々に安定感が出てきている。ただ、守備の要である髙杉 亮太は「連勝したことは忘れて目の前の試合に集中すること。僕らはひた向きにやるしかない」と話すように、チームは浮かれることなく3連戦の最終戦に向かっていこうとしている。走力を押し出してハードに戦う栃木にとっては、3連戦の最終戦となる今節、選手起用や交代策がより大きな意味を持つ戦いになるだろう。
一方、アウェイに乗り込む金沢は前節、ホームで千葉と対峙し、前半のうちに2点を先行される苦しい展開に。「前半に2失点してしまって相手のやることがハッキリし出してからウチの攻撃がうまくいかなかった」(山田 将之)。最終的には相手の2倍となる12本のシュートを浴びせたが、リードしたあとに自陣に引きこもった千葉の守備をこじ開けることができずに零封負けを喫した。
今節対峙する栃木も前節の千葉同様に守備が非常に堅いチームだ。前節同様に先手をとられると苦しい戦いになる。先制点を奪ってできるだけ試合を優位に進めたい。
[ 文:鈴木 康浩 ]