金沢は前節、町田を相手に2点を先行しながらも追いつかれてしまった。今季、2点のリードを守れなかったのは初めてであり、前半の出来を考えれば引き分けさえももったいないゲームだった。それでも柳下 正明監督は後半の緩さを鑑みれば、「90分を通してトータルで考えると、勝点1でもラッキーだった」と口にした。それほど若い選手たちに気持ちが切れたような甘さが見られた45分間だった。ここ数節は粘り強い守備ができていただけに、あらためて原点に立ち返る必要があるだろう。
山口も前節は長崎相手に二度リードを奪ったものの敗れてしまった。「向こうが流れに乗ると、こちらにミスが出始め、1対1で簡単に抜かれてしまう。そういう球際の弱さがこのスコアに結びついた」と振り返った霜田 正浩監督。金沢もサイドからの突破を狙ったり、決勝点の場面のようにサイドハーフが中で受けることが多いチーム。相手を自由にさせないアラートな守備が求められる。
[ 文:村田 亘 ]