当時の金沢は、ルカオ、大橋 尚志が負傷離脱して間もない頃。新潟から加入した渡邊 泰基は先発4試合目、そのほかの若い選手たちも主力として試合に出始めて間もなかった。経験ある磐田の選手たちが必死にプレッシャーを掛け、守る姿に臆するところもあったのか、奪ったボールをすぐにロストして次々と失点を重ねていった。
その数は『6』。クラブのワースト記録だった。しかしそれから経験を重ねた若手選手たちはたくましさを増し、渡邊は不動の左SBに、島津 頼盛はここ3試合連続ゴール、本塚 聖也も計算できる選手となった。
磐田は前回、金沢に大勝したことで順位を4位まで上げた。しかしそれ以降は12試合で二度しか勝てていない。10月2日にはフェルナンド フベロ監督が退任。鈴木 政一監督の就任から2試合も勝利がなかったが、前節は長崎を相手に9試合ぶりの勝点3を手にした。
2試合連続での無失点、ルーキーの三木 直土が初ゴールを奪うなど明るい材料はある。しかしそれでも順位は12位。残り16試合で2位とは勝点18差と、1年でJ1に復帰するためにはかなり厳しい状況が続いている。負けどころか引き分けも許されない。
[ 文:村田 亘 ]