千葉は前節・町田戦をスコアレスドローとした。前々節・大宮戦に続いて2戦連続の無失点ゲーム。これでシーズン後半戦の6戦中4戦で無失点を記録している。堅固な守備が機能している証だろう。攻撃面ではダイレクトプレーを増加させた傾向にあり、町田戦後に尹 晶煥監督は「これを続けていくことが一番重要なこと」と話している。
一方で、気がかりな点もある。前節では田口 泰士と鳥海 晃司が負傷交代し、今節の出場は不透明。ともに町田戦で途中出場から印象的な活躍を見せた増嶋 竜也と小島 秀仁は、「金沢にはスピードのある選手がいるが、ウチにはパワーがある。しっかり守備をすれば、必ずチャンスは来る」(増嶋)、「中へのチャレンジのパスを継続して、ジェフの強みをどんどん生かしていきたい」(小島)と士気を高めている。千葉はこの2人の活躍が勝敗のカギを握るだろう。
対する金沢だが、前節は磐田に0-1と7試合ぶりに敗戦。それでも、就任4年目を迎える柳下 正明監督の下、今季もフレッシュな人材が多く、アグレッシブな攻撃的サッカーを貫いている。磐田戦は無得点に終わったが、それまでの3戦では21歳の島津 頼盛が3戦連続得点。23歳の加藤 陸次樹も明治安田J2第25節・町田戦のゴールで今季10得点と波に乗る。今節の注目選手はルカオだ。今季、鹿児島から期限付き移籍で加入し、ここまで9得点を記録。チーム内の競争相手である加藤が2ケタ得点に乗せる中、チームにより一層の相乗効果を与えるためにも、今季10得点目を奪って勝利に導きたい。
[ 文:岩波 陽平 ]
