直近5試合で1勝3分1敗の松本は、前節の北九州戦に1-0で勝利して、1-2で敗れた前回対戦(明治安田J2第9節)のリベンジに成功した。柴田 峡監督が就任してからは守備面の安定が顕著で、10月は6試合で勝点9を獲得するなど浮上への足がかりを得ようとしている。3バックでの戦いもチームに浸透し、[3-5-2]と[3-4-2-1]を対戦相手のスタイルによって使い分ける柔軟性も見られてきた。
加えて、コマもそろってきている。今夏以降に加入した前 貴之や佐藤 和弘は貴重な戦力として活躍しており、27日には期限付き移籍していた韓 勇太が復帰したことも発表された。ケガで戦列を離れていた塚川 孝輝や山本 龍平も公式戦でメンバー入りを果たし、キャプテンの田中 隼磨もチーム練習に一部合流。ここに来て雰囲気も高まっており、その勢いに乗って今季初の連勝を達成したい。
対する山口は直近5試合で1勝4敗と煮え切らない状況で、前節・水戸戦も4失点を喫して敗れている。だからこそ今節を反転攻勢へのきっかけとすべく、アウェイの地へと乗り込んでくるはずだ。松本との勝点差は『3』しか離れておらず、大量点を挙げて勝利することになれば、得失点差の関係で順位が入れ替わる。失点数の多さが課題ながら、攻撃的サッカーは健在だけにオープンな展開になれば分がある。また長身選手も多いだけに、セットプレーもカギとなるだろう。
[ 文:多岐 太宿 ]
