金沢は10月を2勝2分2敗の五分の星で終えた。前節・岡山戦では連敗こそ『2』で止めたものの、内容としては柳下 正明監督が「勝点1で良かったとは思わないけど、良しとしなければいけない」というものだった。ここ3試合連続、270分間にわたって無得点が続いているが、柳下監督は「こればっかりはやり続けるしかない」と、得点を取るための練習の必要性と継続性を訴えていた。
ケガ人が戻り、選手層も厚くなった。特にFWは加藤 陸次樹、杉浦 恭平、ルカオ、山根 永遠と個性の違う選手がそろったが、ゴールが奪えない。チャンスはあるだけに、誰かが壁を打破すれば、それが相乗効果をもたらしそうな予感がある。
北九州は10月を2分3敗で終えた。後半戦に入ってからはいまだ勝利がなく、こちらもここ2試合、ゴールから遠ざかっている。小林 伸二監督も前節終了後に口にしたのは、柳下監督と似たようなことだった。「全体的にテンポよくサッカーができているとはいえ、点が取れていないというのは一番難しいことではあるが、やり続けなくてはならない」。こちらもディサロ 燦シルヴァーノ、町野 修斗、鈴木 国友、池元 友樹といった年齢もタイプも違うFWがそろっているが、なかなかゴールをこじ開けられない。
還暦を迎えたベテラン監督の悩みのタネは似たようなもの。その経験を生かし、この1週間でどれだけの修正を施してきたかも見ものだ。
[ 文:村田 亘 ]