前節・北九州戦で8試合ぶりの勝利をつかんだ大宮。試合後に高木 琢也監督が「自分が思い描いていたプレーを選手たちはやり続けてくれました」と目を細めたように、激しいプレッシングから発動するカウンターと球際でのファイトは指揮官が理想とする強度の高さだった。さらに新加入の青木 亮太、山田 将之が2得点に絡んで、チームにさまざまな引き出しが増えたことも良い影響をもたらしている。90分を通して今季のベストゲームは選手たちが自信を取り戻すきっかけとなっただろう。
ただ、下位に低迷していることを忘れてはならない。畑尾 大翔が「次の試合でできなかったら意味がない。続けていくことの意味があると思う。もう1回同じテンションでコミュニケーションをとりながら戦っていく必要がある」と引き締めるように、1つずつ順位を上げていくためにも、“高木大宮”のサッカーで戦い続けることが求められる。今節もアグレッシブなスタイルを貫いて、ホームのサポーターに勝利を届けたいところだ。
対する甲府は前節・琉球戦で勝利。6位に位置し、激化してきているJ1昇格争いに食らいついている。ただ、残り11試合で2位との勝点差は『13』ということもあり、取りこぼしは許されない状況だ。甲府には大宮に縁がある伊藤 彰監督や、コーチングスタッフ、選手が数多く在籍しているため、相当な気合いを入れてNACK5スタジアム大宮に乗り込むはず。悲願のJ1昇格を達成するためにも、3ポイントを重ねたい一戦となる。
[ 文:高澤 真輝 ]