前々節、ホームで琉球に敗戦を喫した長崎だが、同じ節で徳島と福岡が勝利。昇格圏内との勝点差が『5』に拡大する痛い敗戦だった。そして迎えた前節、千葉とのアウェイ戦に臨んだ。前半から千葉の攻勢に苦しめられる時間帯が続いたが、後半に少ないチャンスを生かし、カウンターから名倉 巧の得点で先制。以降も押し込まれる時間が続いたが、集中を切らさずに粘り強い守備を展開。千葉に得点を許さずに逃げ切った。シュート数はわずか5本と劣勢は明らかだったが、勝利への強い意志を発揮。チーム全体が勝利に徹するプレーを見せたことがアウェイでの勝点3獲得につながった。徳島が敗れ、福岡が引き分けに終わったことで拡大した勝点差を『3』に縮めることに成功。今節、勝利して福岡が敗れると昇格圏内へ浮上することになる。
一方の松本は前節、ホームで岡山と対戦。前半の早い時間帯にセルジーニョが先制点を奪うと、その後は岡山に押し込まれる時間帯もあったが逃げ切りに成功。今季二度目の連勝となった。9月末に柴田 峡監督が指揮を執るようになってからは、昨季までの松本らしさを取り戻している。柴田監督が就任するまでの21試合は35失点を喫していたが、柴田監督体制になってからは14試合で13失点。1試合平均で『1』を下回るまでに改善されている。6勝5分3敗と白星も先行しており、連勝を伸ばして1ケタ順位を目指していきたい。
長崎がボールを持つ時間が長くなることが予想されるだけに、松本としてはセットプレー、カウンターの精度がカギを握る。長崎はリスク管理を徹底しながら勝ち急がないことが重要になるだろう。
[ 文:杉山 文宣 ]